【公式記録】 |
◇公式記録 |
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【ゲームウォッチングレビュー】 写真:事務局 |
◆ レギュラー獲りに爆裂! Bチームも底力を見せつけろ!
〜 紫波町ラグビーフェスティバル・イーハトーブリーグ vs紫波オックス戦 〜
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集中豪雨があったり、参議院選挙があったり、大相撲が再出発したり、と世情大変な週末でありましたが、SWは10日(土)、11日(日)に紫波町ラグビーフェスティバルに招かれて、スクールと中学生の指導、そしてBチームのイーハトーブリーグ試合で紫波オックスと対戦してきました。
毎年、お招きいただいている紫波町フェスでは、6年前に、台風で前日にグランドが水浸しになったりもしましたが、紫波町体育協会、紫波町ラグビー協会のメンバーの献身により、9年間続けての夏季の恒例開催となり、3年前からはゲームも組み、イーハトーブで活躍するオックスも参加するようになっています。
ちょうど紫波町フェスの開始に相前後して、中学校特設ラグビー部の活動を本格化させた紫波町では第一、第二、第三中学校それぞれで特設ラグビー部の活動が盛んで、9月、10月の特設ラグビー部活動期以外でも、一年を通じて、土日にスクールが練習をフォローする体制があり、オックスジュニアから中学校へ、そして県内の有力高校チームへと進むラグビー選手育成の道筋が整えられているラグビーデベロップメントの先進町です。それもあって、細川進、藤原誠、佐々木和樹、細川諭、小原一志のSWで活躍するコーチと4選手の故郷は他ならぬ紫波町。10日(土)夜の歓迎レセプションでは、彼ら紫波出身者が親御さんやら親戚やら育ての親に囲まれて、他の選手やスタッフに紹介したり、されたりと、交流会の盛り上げ役にもなっていました。
さて、10日(土)は、時折強い雨も降るお天気ではありましたが、午前のスクール小学生ラグビー教室には、紫波オックスジュニアに加えて、盛岡、北上からもスクールの生徒が参加。SWレギュラーメンバーたちと、パスやタックルの基本スキルなどを、わいわい歓声を上げながら、楽しく練習しました。
15:00に始まる今年のゲームは、Bチームが紫波オックスと対戦するイーハトーブ春季最終戦です。Bチームとは言え、限りなくAに近いポジションの選手も多く、ここ一番のアピールをかけて、気合十分なSW。かたや北上矢巾ブレイズには破れたものの、県民体育大会では新日鐵とSWのOB主体の釜石クラブを粉砕し、東日本クラブ選手権に向けた強化に励むオックス。どんな試合が展開されるか、楽しみなカードをレポートします。
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降り続いた小雨が止んで、薄日の差してきた紫波町総合グランドで15:00紫波オックスのキックオフでスタートです。と、ダイレクト2ハンドキャッチしたLO保坂が先陣をきって突進。泡をくったように後退するオックスはたまらず反則をおかし、SWはラインアウトからも怒涛の攻め。開始1分でHO吉田竜二が早々のトライをあげます。SO井上のゴールも決まり7−0。
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[吉田竜二選手] |
[清水雅之選手] |
続くキックオフからもSWは攻撃を緩めず、フォワードからバックスにボールをつないで素早くポイントをつくり、さらにラックサイドをフォワードが突いて、大きくゲイン。さらにバックスに展開すると、鮮やかなライン攻撃で久々試合復帰のWTB清水がトライ。ゴールはならないものの、前半4分追加点で12−0とします。
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なんとか建て直しをはかるオックスですが、キックオフから常に守勢に回り、かろうじてターンオーバーしてもSWの過剰なディフェンスに行く手を阻まれます。意気消沈のオックスに乗じて、またもSWが過剰攻撃をしかけ、フォワードからバックスに展開し、WTB細川諭のトライ。井上ゴールも鮮やかに決まり19−0と前半8分で片をつけたような展開です。
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[細川諭選手] |
[佐々木陽丞選手] |
それからも、2年目で成長著しく切れ味するどいCTB赤井のトライ。同じく2年目で頼もしいLOになってくれている佐々木陽丞のトライ。レギュラーの貫禄もあり、常に良いところで攻守に要となったFL岡崎のトライ。ゲームキャプテンとして緩めることなくチームをリードし、自分も人一倍走って仕事をするNo.8江幡の連続トライ。ブラインドサイドをものすごいスピードで突破するCTB森山のトライ。オープンサイドで待ち構えディフェンスをかわしながら回り込む細川諭2本目のトライと続き、前半終了5分を残して大漁(量)10本のトライに、SO井上のゴールを7本加えて、64点の大差をつけました。 |
そこに気の緩みがみえたか、オックスが見逃さず、粘りに粘り、つなぎにつないだ結果、SWの反則を誘って、さらにゲインを続け、モールに持ち込みトライを上げました。64−5。
完璧な試合にしたかったSWは、まるでリードされたかのような沈うつな表情でベンチに引き上げるハーフタイムでした。
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お陰で後半にエンジンをかけ直したようなSWが、前半にもまさる怒涛の攻撃を繰り広げます。
FL緑川が待ってましたとばかりに後半5分にトライをあげると、フォワードのショートラックからのつなぎ、バックスの内外への自在な攻撃にサインプレーも見事に決まり、レギュラー入りを狙うメンバーの、これでもかの100%のプレーが展開されました。
相手よりチーム力が勝っていても、そこで100%を達成できるかどうかは、集中力と高度なコミュニケーションを要求され、そうそう出来ることではありません。SWはBチームといえども、それをやってのけました。
ほぼ3分間隔で、CTB赤井の連続トライに、SH八重樫のサイドを突いたトライ。LO保坂、CTB森山、WTB細川諭と続けざまにトライ。リザーブの細川進コーチ、PR浜野旭、HO神田佑樹、PR佐々木和樹が投入されてからも、攻守にスキルとスピードを発揮していたFB藤原誠のトライに続き、コーチながら現役ばりばりのWTB細川進がトライ、CTB森山、LO佐々木陽丞とトライが続き、最後は今日も絶好調のCTB赤井が連続トライで締めくくり、後半だけで13トライ。SO井上も疲れをみせずに11本のゴールを決めて、なんと後半87点をあげ、相手を完封しました。151−5。 |
[緑川剛倫選手] |
SW創設以来の最高得点となったこの試合、Bチームの強化試合とはいえ、最後まで緩めずに出し切った姿は立派で、相手のオックスも、決して緩慢なプレーに陥ることなく、SW選手の突進を、ときには止め、ときには押し返す場面もあり、大差の結果とはうらはらに、相互に有意義であったように感じられたゲーム内容でした。
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“得られたチャンスを活かそうという積極的なスタイルが今日の結果になった。次もBのゲームが続くが、必ずチャンスをものにするよう、まだまだ上げていこう”
池村HCのコメントにも、これからの成長を期待する楽しみな気持ちがこもっていましたが、
受け止める選手たちは、AもBも変わらず、皆が真剣に、これからのプレシーズンとシーズンを見据えていました。
次の試合は、八幡平ラグビーフェスティバルでの駒場WMM(ウオーターメロン)と17日(土)上寄木グランドでの15:00キックオフです。
連休中に夏季キャンプを行うSWの合宿強化試合でもあり、好調SWのレギュラー争いにしのぎを削る楽しみな試合です。
夏の高原リゾートでのプレシーズンマッチに、お近くの方も、遠来の方も、ぜひ応援よろしくお願いいたします。
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[岡崎英二選手] |
[江幡誠弘選手] |
[森山裕樹選手] |
[細川諭選手] |
[井上益基也選手] |
[細川諭選手] |
[赤井優太選手] |
[緑川剛倫選手] |
[八重樫俊介選手] |
[保坂豪選手] |
[森山裕樹選手] |
[細川諭選手] |
[藤原誠選手] |
[細川進選手] |
[FW陣] |
[清水雅之選手] |
応援有難うございました! |
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