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Game Result
試合名 トップイーストリーグDiv.1 第2節
試合日 2011年09月18日(
キックオフ 15:00 K.O.
会場 秩父宮ラグビー場
釜石シーウェイブス クボタスピアーズ
前半 後半 前半 後半
0 1 T 1 0
0 0 G 1 0
0 1 P 0 2
0 0 D 0 0
0 8 小計 7 6
8 得点合計 13
9 8 反則 6 7
17 反則合計 13
審    判 藤内有己(日本協会)
タッチジャッジ 下村大樹(関東協会)
梶原久倫(関東協会)
宇佐日出人(関東協会)
キックオフ クボタスピアーズ

グランド状態 良い
天候 晴れ/弱風
観客数 3552人
ゲームウォッチングレビュー

【出場メンバー】
釜石シーウェイブス  
No 氏名 年齢 出身校 身長 体重
FW 1 斉藤 芳 26 明治大 179 123
2 小野寺 政人 28 東海大 175 90
3 佐々木 和樹 21 盛岡工高 181 110
4 三浦 健博 35 釜石工高 183 99
5 ルイ ラタ 30 日本大 190 115
6 スコット ファーディー 27 バーレイジョイ高 198 111
7 佐伯 悠 26 関東学院大 183 93
8 須田 康夫 27 専修大 183 100
HB 9 長田 剛 28 帝京大 174 77
10 吉田 尚史 36 専修大 181 80
TB 11 奥田 浩也 24 明治大 181 83
12 ニールソン 武蓮傳 33 流経大 180 90
13 ピタ アラティニ 35 キングス高 179 90
14 菅野 朋幸 27 早稲田大 178 74
FB 15 藤原 誠 29 日本大 178 85
R
E
S
E
R
V
E
16 浜野 旭 24 鹿児島大 175 110
17 渡邉 潤一 26 甲南大 174 95
18 馬渕 勝 29 近畿大 188 103
19 保坂 豪 30 筑波大 184 100
20 江幡 誠弘 26 明治大 176 91
21 細川 諭 23 関東学院大 168 70
22 森山 裕樹 26 流経大 171 80
【交代】
 
クボタスピアーズ
No 氏名 学年 出身校 身長 体重
FW @ 手塚 洋成 28 日本大学 177 106
2 荻原 要 29 同志社大学 174 98
3 端本 太郎 24 東海大学 176 110
4 鈴木 康太 29 国士舘大学 190 107
5 金 泳男 33 忠南大学 193 115
6 ヒュー・マクメニマン 27 クインズランド大学 200 111
7 アランド・ソアカイ 27 オタゴ大学 182 103
8 四至本 侑城 22 同志社大学 186 102
HB 9 笠倉 みちる 28 立正大学 168 72
10 吉田 真吾 23 東海大学 171 81
TB 11 根岸 康弘 29 日本体育大学 181 83
12 高野 彬夫 27 明治大学 176 84
13 カトニ・オツコロ 28 埼玉工業大学 187 112
14 柴原 英孝 28 東海大学 175 81
FB 15 伊藤 有司 24 天理大学 178 92
R
E
S
E
R
V
E
16 立川 直道 22 天理大学 175 95
17 小池 健太 23 立正大学 178 113
18 前川 泰慶 26 同志社大学 185 105
19 ジョシュア・フィマオノ 28 へレンズベール高 189 105
20 鈴木 貴士 30 中央大学 166 69
21 森脇 秀幸 25 東海大学 177 84
22 森 功至 25 東海大学 178 86
【交代】

【公式記録】
公式記録(関東ラグビー協会HP)

【ゲームウォッチングレビュー】 写真:事務局
◆ 大魚を逃すも・・・乾坤一擲、心に響いた魂のプレー!
〜 トップイーストリーグ第2節 vsクボタスピアーズ戦 〜
復興の旗をかかげ、直向きなプレーで初戦を完封で突破したSW。第2戦の舞台は、同じくラグビーのメッカ・秩父宮。迎えるは、7年間トップリーグ上位に君臨してきたクボタスピアーズです。
リーグ最強との前評判も然り、去る7月30日の松倉でのプレシーズンマッチでは、5−40と大差の敗北を喫した相手。チーム自弁で松倉に駆けつけ、キッチンカー、ラーメン祭りなど熱心に地元支援をしてくれたクボタへの恩返しは、正々堂々、熱いプレーで立ち向かうのがラガーマンの筋というもの。全国から応援、支援に駆けつけてくれたたくさんの方に、倍増の勢いのサポーターに、本気で昇格を目指す決意を示す格好の舞台と言えます。
続々集まるサポーターに、SWテントではチタカ・インターナショナル・フーズ「頑張れSW!がんばろう日本!」なめらかプリンのプレゼント、復興SW応援Tシャツ、大漁小旗などグッズ販売も賑やかに展開。クボタ、釜石双方の応援団が陣取るバックスタンドでは、エール交換をして健闘を誓い合う姿も見られる中、先週に続いてなまはげが率いる秋田ふるさと応援団が登場し、勝つぞ!と気炎を上げてスタンドの準備も万端。
初秋のまぶしい陽光に映える真紅のジャージのSWが秩父宮の深緑の芝生に登場し、これを出迎える色とりどりの富来旗。遠く見据えるトップリーグへ、2011シーズン最初のビッグチャレンジと言える一戦をリポートします。

 
先週よりは少し涼味の微風ながら、30度を超える残暑と太陽が容赦なく照りつけるタフな条件の中、スピアーズのキックオフで開始。やや攻め込まれた自陣22mスクラムで、相手のミスからフリーキックとなるや、自陣から積極的に仕掛けるSW。SH長田剛(たけし)がチャンスと見てアタック。慌てる相手を前にLOスコット・ファーディがフォローしてゲイン。ファーディのロングキックが決まり、あっという間に相手ゴール前のチャンスを得ます。スタンドからは積極的で元気なSWにやんやの喝采。

しかし、敵陣で得たラインアウトが崩れてこれを活かせず、すかさずスピアーズが態勢を立て直してSW陣内に攻め入ってきます。自陣でのラインアウトがまたも崩れ、SWゴール前22m中央で反則を取られたところ、トライを量産しての圧勝を目指し、ショットを選択することなくラインアウトからモールを押し込んでくるスピアーズ。されど、SWのフォワード陣はLO三浦健博(たけひろ)を中心に、LOラタ・ルイ、PR斉藤芳(かおる)、HO小野寺政人、PR佐々木和樹が、しっかりとバインドし、それをFL佐伯悠、No.8須田康夫、FLファーディが、がっしりサポート。ぐっと力を入れてくるスピアーズでしたが、一歩も引かずに、むしろ押し戻すSWに、会場の歓声もうなりになって響きます。焦るスピアーズはアタックで反則を犯し、SWが遂にターンオーバー。

見事なディフェンスを見せるSWは、ハーフウエイまでキックで戻し、アタックに転じては、ブラインドを攻めたかと思えば、サイドを攻め、さらにブランドを攻めて、次にラインでアタックを繰り出し、テンポの良さに見とれるような多彩な攻撃を繰り出すも、スピアーズもさる者、ゲインは許さんとばかりに激しいディフェンスで応戦。メインスタンドから自然発生的にカマイシコールが沸き起こり、これに呼応するようにバックスタンドからはクボタコール。早くもスタンドが応援合戦の様相を見せる中でのスクラムは、スピアーズに一日の長があり、SWがうまくキープできないところ、またもSW陣の22m中央でオフサイドの反則を取られ、思わず釜石サポーターからため息が漏れます。

ここでスピアーズは、再度トライを狙ってのタッチキックを選択。ラインアウトから、今度はモールではなくフォワードの連続サイド攻撃を仕掛けてきますが、2mの大型外国人FLにHO小野寺がひるむことなくタックルで食らいつきます。FL佐伯、NO.8須田、LOラタ、LO三浦と次々に繰り出すタックルに、終にハンブルするスピアーズ。
今度はこちらの番とばかりに、SWのアタックで、FLファーディ、CTBピタ・アラティニと勢いよく突破して前進。スピアーズの反則から、さらにアタックして中央付近のハイパントからゲインして敵陣に攻め込みます。よしいけ、とサポーターも沸き立つところ、惜しくもSWが反則。

一転、スピアーズの速攻も、CTBアラティニ、No.8須田、LO三浦、さらにPR佐々木和樹と次々に鋭いタックルが突き刺さり、とどめはFL佐伯のドスンという音の響くナイスタックルで、スピアーズ選手は耐えきれずノッコン。
ここまで、スクラムの不利やラインアウトのミスがあり、なかなかチャンスをつかめないものの、この日のSWは、とにかくタックルが早く、低く、激しい。見どころのある攻防の連続に、スタジアムも緊張と興奮に包まれます。
前半も半ばを過ぎた頃のウォーターブレイクを挟み、さらに激しく攻め立ててくるスピアーズ。それでもSWは、自陣ゴール前のピンチのラインアウトモールをまたも押し戻し、ディフェンスの山場を辛抱して乗り切ります。ターンオーバーで巻き返し相手陣まで攻め入りながら、スピアーズに取り返され、カウンターを仕掛けられそうな危ないところ、SH長田が相手をタッチに押し出すナイスタックル。気迫に勝るSWのディフェンス、まるでクボタの攻め手を知りきって、全て止めてやるという自信に溢れているように見えます。

そんな頼もしさを抱いた時間帯に訪れた一瞬の隙。前半32分、ラインアウトが乱れて反則を取られると、早いリスタートから、ディフェンスラインの整わない間をするすると相手SHに抜け出されます。必死のタックルも、フォローがしっかり走り込んでくるクボタに次々につながれ、ついにゴール下に飛び込まれたSW。魔が差したような、何とも悔やまれる隙を突かれてのトライ&ゴールで0−7と先制を許します。

気を取り直してのSWキックオフ。出足鋭いタックルを見せるSWディフェンスは全く衰えません。CTBニールソン武蓮傳のタックルからチャンスをもぎ取り、速攻でSH長田、SO吉田尚史と攻め、ぎりぎりのパスがライン際のWTB菅野朋幸に通り、ついにトライか!と一斉に立ちあがるスタンドでしたが、無念のスローフォワードの判定。目の前で見たバックスタンドから、W杯のようなブーイングが起こります
それでも諦めず、集中して果敢なタックルを繰り返すSWにチャンスが訪れたのは前半ロスタイムを迎える時間帯。アーリーエンゲージの反則からSWが怒涛の連続攻撃を見せたところ、スピアーズがたまらずペナルティ。ここでWTB奥田のショットを選択したSW、斜め左およそ40度の入れ頃外し頃の難しいPGは惜しくも外れ、スタンドがサポーターのため息に包まれたところでハーフタイムとなりました。
流石トップリーグで鎬を削ってきたスピアーズの圧力に、ほとんどの時間で自陣に押し込まれる厳しい展開でしたが、気迫のこもったディフェンスで容易にスコアを許さないSWの奮闘に、興奮冷めやらぬ様子のサポーター。ピンクダイヤモンズのフラッグチェアや子どもたちのダンスで、応援ムードを盛り上げつつも、緊張をほぐすような笑顔と拍手に包まれた10分間が過ぎ、いよいよゲームを決する後半キックオフ。と、SWキックオフがナイスタッチ、さらに相手ラインアウトから出たボールに猛然とプレッシャーをかけ、ダイレクトタッチを誘います。勢いそのままに連続攻撃を仕掛けるSWにスピアーズがたまらず反則、敵陣22mラインアウトのチャンスを得ます。ラックとなり、SH長田から、ブラインドに走り込んできたFB藤原誠へパス、藤原がディフェンスラインを突破してWTB奥田にパス。トライか、と思われた速攻でしたが、惜しくもノッコンで相手スクラムになります。

それでも、まだまだチャンスのSWはカウンターからWTB菅野、奥田と合わせ技で攻め込んで、またもゴール前ラインアウトのチャンスを作ります。相手の反則で、タッチキック、ラインアウト、モールを繰り返し、3度目となるラインアウトで、今度は邪魔をさせないくらいきっちり組んだSWのフォワードが一体となって前進。グラウンド全体を包み込むようなカマイシコールに後押しされて、ついにインゴールになだれ込み、最後はHO小野寺のトライ。富来旗が一斉に乱舞し、大歓声が響き渡るスタンド。ゴールは惜しくも外れたものの、後半早々7分に5−7と肉迫します。
これはまずいと気合いを入れ直したか、スピアーズがキックオフからラッシュして来ますが、ひるむことなく素晴らしいタックルを繰りだすSW。相手のモールの前進を許さず、ピンチにはSH長田、WTB菅野のダブルでハンマータックルを繰り出し、またもスピアーズがノッコン。前半を上回るような激しいディフェンスで流れをつかみます。
今度はSWのアタックでペナルティから前進。ラックからSH長田の狙い澄ましたハイパントをWTB奥田がもんどり打ってのナイスキャッチ、一気に敵陣に攻め込みます。やや距離があるものの、ゴール正面で反則を得たところ、トライを取る!と気迫十分にタッチキックを選択。ゴール前のラインアウトから、再びモールを作りますが、これは重厚なスピアーズディフェンスの前に前進ならず。ならばと、SWフォワード陣が一気呵成の連続攻撃を見せ、たまらずスピアーズが反則を犯します。ここは冷静にショットを選択。やや角度があり、ティーからボールが転がる風が吹きつけるところ、CTB武蓮伝が大事に支えたボールを、WTB奥田がきっちり決めて、後半22分8−7と遂に逆転。
後半も半ばを過ぎたところでの逆転劇に、ビッグチャレンジ成就が脳裏にちらつき、いやがうえにも盛り上がる釜石サポーター。
しかし、勢い余ってか、続くキックオフのボールを自陣からつなごうとしたところでノッコンのミスが出て、再び自陣でのディフェンスを強いられます。すさまじいタックルを繰り出すものの、途切れないスピアーズの連続攻撃にゴール前で反則を犯したSW。ここまで強気にトライを狙ってきたスピアーズも、ついにショットを選択。このPGを決められて、後半29分8−10と再び追う立場となります。
それでも、押せ押せムードのSWは、相手のラックから出たボールにSH長田が駆け込んでチャージ。惜しいかなボールを見失いトライはなりませんでしたが、休む間もなく連続でアタックを仕掛けます。敵陣マイボールラインアウトを得て、さあ、ファーストトライの再現を、と願うところ、惜しくもつながらずにスピアーズがターンオーバー、一気にキックで自陣に戻され、再びピンチとなります。
後半から次々とフレッシュな選手を投入してくるスピアーズに対し、残り5分を切っても、交替をせずに奮闘する15人のSW戦士。厳しい暑さの中での攻防に、披露困ぱいと思われるこの時間帯でも、たとえ抜かれても追いすがり、バックアップも追いついて、精神が肉体を超えたかと思わせるような、疲れをおくびも感じさせない魂のディフェンスを見せます。
後半37分、チャンスを窺いながらのディフェンスのシーンで、やらずもがなのPGで追加点を与えてしまいますが、最後まで諦めないSWは、続くキックオフから敵陣に向かって猛然とラッシュ。反則で自陣に戻されても、気迫溢れるディフェンスで再びノッコンを誘い、自陣マイボールスクラムからの連続攻撃。チーム一丸となってゴールラインを目指すSWと、一緒になって興奮のまにまに一心同体の応援を繰り広げるスタンドのサポーター。雌雄を決するロスタイムの攻防は、惜しくもノッコンで途切れたところで無情の笛。8−13でノーサイドとなりました。

選手もサポーターも、精魂尽き果てたような激闘に、充実感を味わいつつ、ガックリと肩を落とす選手の姿も。
勝ちたかった、勝たせたかった。
もう一歩、大魚は逃したものの、強敵相手に魂のこもったプレーで渡り合い、貴重な勝ち点1を得たSW。心に響く試合を見せてくれたチームに誇りと感謝を感じ、拍手を惜しまず、いつまでも席を立たない秩父宮のサポーターでした。
沢山の声援有難うございました。
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