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Game Result
試合名 トップイーストリーグDiv.1 第6節
試合日 2011年11月05日(
キックオフ 13:00 K.O.
会場 釜石市営陸上競技場
釜石シーウェイブス 三菱重工相模原
ダイナボアーズ
前半 後半 前半 後半
0 2 T 2 1
0 0 G 2 1
3 1 P 1 0
0 0 D 0 0
9 13 小計 17 7
22 得点合計 24
4 2 反則 5 9
6 反則合計 14
審    判 桜岡将博(日本協会)
タッチジャッジ 長谷川学(関東協会)
阿部 昇(関東協会)
工藤 健(関東協会)
キックオフ 釜石シーウェイブスRFC

グランド状態 良い
天候 晴れ/微風
観客数 1500人
ゲームウォッチングレビュー

【出場メンバー】
釜石シーウェイブス  
No 氏名 年齢 出身校 身長 体重
FW 1 斉藤 芳 26 明治大 179 123
2 小野寺 政人 28 東海大 175 90
3 佐々木 和樹 21 盛岡工高 181 110
4 三浦 健博 35 釜石工高 183 99
5 ルイ ラタ 30 日本大 190 115
6 スコット ファーディー 27 バーレイジョイ高 198 111
F 佐伯 悠 26 関東学院大 183 93
8 須田 康夫 27 専修大 183 100
HB 9 長田 剛 28 帝京大 174 77
10 小原 義巧 29 東海大 175 77
TB 11 奥田 浩也 25 明治大 181 83
12 ニールソン 武蓮傳 33 流経大 180 90
13 ピタ アラティニ 35 キングス高 179 90
14 森山 裕樹 26 流経大 171 80
FB 15 吉田 尚史 36 専修大 181 80
R
E
S
E
R
V
E
16 神田 佑樹 24 明治大 181 104
17 渡邉 潤一 27 甲南大 174 95
18 馬渕 勝 29 近畿大 188 103
19 岡崎 英二 30 法政大 180 89
20 細川 諭 24 関東学院大 168 70
21 菅野 朋幸 27 早稲田大 178 74
22 ピエイ マフィレオ 25 日本大 186 91
【交代】
 
三菱重工相模原ダイナボアーズ
No 氏名 学年 出身校 身長 体重
FW 1 小松 学 28 法政大学 180 107
A 杉本 剛章 27 明治大学 173 98
3 佐々木 駿 22 日本体育大学 174 99
4 村上 崇 30 大船渡工業高校 187 98
5 アレックス アインレイ 30 オークランド大学 195 115
6 井上 雄大 24 法政大学 185 98
7 中川 ゴフ アレキサンダ アキラ 29 オタゴ大学 177 100
8 堀越 健介 31 同志社大学 184 100
HB 9 芝本 裕吏 28 御所工業高校 170 73
10 デイヴ ウォルダー 33 ダラム大学 178 84
TB 11 太田 千博 24 関東学院大学 172 85
12 豊山 寛 29 早稲田大学 174 86
13 阿部 拓生 28 東北福祉大学 178 86
14 茅原 権太 20 関西高校 179 77
FB 15 大和田 祐司 26 山梨学院大学 177 83
R
E
S
E
R
V
E
16 安藤 悠稀 20 岐阜工業高校 175 93
17 杉崎 陽祐 22 帝京大学 180 99
18 賀 忠亮 30 中国農業大学 193 100
19 ヴィリアミ マアフ 29 マッセイ高校 186 109
20 正田 勝彦 30 中央大学 166 66
21 テビタ レポロ 23 山梨学院大学 185 105
22 阿久田 健策 27 朝日大学 177 87
【交代】

【公式記録】
◇公式記録(関東ラグビー協会HP)

【ゲームウォッチングレビュー】 写真:事務局
◆ 紙一重の差に涙をのむも、松倉が燃えた魂の熱戦!
〜 トップイーストリーグ第6節 vs三菱重工相模原ダイナボアーズ戦 〜
2011イーストリーグDiv.1。前節、強敵・東京ガスを相手に、地元サポーターの前で見事な快勝劇を演じたSWは、4勝1敗の勝ち点20で現在4位。ここから1戦1戦が、トップチャレンジへの切符をかけた大一番、まずは地元の声援を自らの力とし、そして地元に元気を与えられるような試合を見せ、昇格への扉を開いてほしいところです。
そんなSWの前に立ちはだかる第6節の相手は、三菱重工相模原ダイナボアーズ。三菱重工相模原とは、新日鐵釜石としての最後の試合、当時の東日本チャレンジリーグ最終戦、秩父宮で1点差に泣いたのが2001年2月4日。その後、釜石シーウエイブスの創設から3年後、イーストリーグ3位から秩父宮でのプレーオフで逆転勝利し、トップチャレンジに進出したのが2004年1月4日。さらに3年後、めきめきと力をつけ、いち早くトップリーグに駆け上がった三菱重工相模原に追いつけ追い越せと奮闘したSWが、盛岡南での開幕戦で金星を挙げたのが2008年9月7日。近年は、常にリーグでSWの上位に君臨する強豪ながら、歴史を紐解けば、SWの足跡に三菱重工相模原あり、まさに因縁のライバルと言えます。
ダイナボアーズを地元・松倉で迎え撃つのは初めてのこと。その前座イベントでは、ダイナボアーズのお膝元で選手たちと一緒に練習もしている相模原ラグビースクールの選手たちが、遠く釜石まで遠征してくれて、SWジュニアと宮古ラグビースクールの選手たち合同チームとの交流試合が実現しました。「子どものためにも、今の釜石を見せておきたかった」という相模原ラグビースクールの方の言葉。熱戦を繰り広げる子どもたちに、震災復興の未来を感じることができました。
グラウンド周辺では、今日もSW釜石応援団による応援グッズ販売コーナー、盛岡ニューフレンドによるSWグッズ販売のほか、釜石キッチンカープロジェクトからは「新華園支店」さん、「乾杯」さんのランチメニューが出て、「“火の車”から釜石に灯をともす!」プロジェクトの協賛で、釜石市内の小学生以下のキッズたちへの食券プレゼントあり、震災救援にフランスの衣料有名ブランドのラグビー関係者から、被災地の人たちを暖かくしたいと届けられた新品衣類のデリバリー「フレンチバザール」あり、と、もキックオフまでの緊張をほぐす賑わいが見られます。
バックスタンドには、今日もSWカラーに身を包んだ1,000人超のサポーターが詰め掛ける一方、ラグビースクールの応援とともに駆けつけた、グリーンに身を包んだダイナボアーズ応援団も陣取り、試合前からコールで気勢を上げて、こちらも準備万端。時も迫り、色とりどりの大漁旗が翻る中、ラグビースクールの子どもたちに迎えられてピッチに現れたSW戦士たち。愛する故郷への想いをひとつに、被災地に生きる者として、自分たちの気迫のプレーが、そしてチームの勝利が、復旧復興への力になると信じて臨む、トップチャレンジへの天王山となる一戦をレポートします。

 
秋の緩やかな陽光と、横風が時折巻き風になって吹く松倉グランド13時6分。ホイッスルが響き、SWキックオフ
相手ノッコンに駆け込んでボールをもぎ取ったLO三浦健博(みうら たけひろ)。フォワードが次々となだれ込みラックから素早くSH長田剛(ながた たけし)が球を出し、SO小原義巧(おばら のりよし)のゴール前へのハイパント。思わぬ奇襲にたじろぐダイナボアーズディフェンス陣の間に落ちてバウンドしたボールに、CTBニールソン武蓮傳(ぶれんでん)が猛然と突進し、ワンバンドのボールをキャッチして相手FBと一緒にグランディングします。東京ガス戦に続き、ノーホイッスルトライか、とスタンドが沸き上がったところ、惜しくも相手がグランディングしたとの判定。ドロップアウトで再開となります。
惜しいプレーながら出足は上々、勢いに乗って攻め込んでほしいところでしたが、深く蹴りこまれたドロップキックを、ファーストタッチの緊張が出たか、ノッコンのイージーミス。相手スクラムからのアタックは、ナイスタックルで受け止めてゲインを切らせないSWでしたが、勢い余ったラックへの突入が反則となり、前半3分にPGで先制を許します。0−3
機先を制された気にすることはないスコアながら、早くに返しておきたいと思うところ、続くSWキックオフで、相手がこぼしたボールに走りこんで反応したNO.8須田康夫(すだ やすお)。続けざまにFLスコット・ファーディーがゴロキックで、相手ゴール目前のラックへとチャンスをつくります。敵がタッチキックで戻すところ、FB吉田尚史(よしだ たかし)がWTB奥田浩也(おくだ ひろや)へクイックスローインでカウンターを仕掛け、辛くも捕まったラックで、今度は相手の反則。ほぼ正面ながら、40m超のロングショットをSO小原が見事に決めて、前半5分3−3と振り出しに戻します。
さあ、ここからだと挑むダイナボアーズのキックオフ、自陣深いところからSO小原のタッチキックで戻し、相手ラインアウトからのライン攻撃となるも、素早いプレッシャーでミスを誘ってターンオーバーするや、CTBニールソンからCTBピタ・アラティニにつないで一気のカウンター。ディフェンスを引きつけたアラティニからWTB奥田につながり、速攻でトライチャンスかというところ、ショートキックがダイレクトでタッチを割ってしまい、再び相手ボールに。
さらにモールコラプシングの反則から、自陣22m付近での相手ラインアウトのピンチとなりますが、相手アタックに幾重にもタックルを繰り出すSWは容易にゲインを切らせず、タックルを浴びせた相手選手のパスがスローフォワードとなってピンチを脱します。
さらに相手の反則からSO小原のタッチキックで前進し、ラインアウトからバックスへ展開。SO小原からクロスで受けたWTB森山裕樹(もりやま ゆうき)が力強く相手ラインの裏へブレイクスルー。FLファーディー、さらにFL佐伯悠(さえき ゆう)と次々とゲインをはかり、相手陣22m付近まで攻め込みます。リズムに乗ったところでしたが、タックルを受けたボールが前にこぼれて惜しくもノッコン。
チャンスが一転、カウンターから相手WTB、そしてパスを受けた相手No.8にディフェンスの間を抜かれて一気に走られます。FB吉田のナイスタックルで何とか止めたものの、息もつかせぬダイナボアーズのアタックで、今度は相手SHに大きくゲインを許してあっと言う間に自陣ゴール前の攻防に。何とか体を張って凌ぐSWですが、ラックのハンドで反則をとられての相手スクラムから、相手SOにディフェンスをあっさり交わされてトライを許してしまいます。ゴールも決められ、前半15分3−10
攻め込むシーンも多いだけに、何とかスコアまで持っていってほしいところ、続くSWキックオフ、フォワード全員の突進でプレッシャーをかけてノッコンを誘い、敵陣中央のマイボールのスクラムに持ち込みます。SH長田からのライン攻撃は、CTBアラティニの突進に、FLファーディー、LOルイ・ラタと次々にアタック。次は逆サイドにSH長田がループして、WTB奥田、さらにCTBアラティニへ。
SWのテンポよい連続攻撃が止まらず、たまらぬ相手はラックで反則。比較的狙いやすい位置、まだ前半も半ばで点差を詰めておきたいこの場面で狙ったPGは惜しくも外れましたが、次のドロップアウトから、SO小原のロングキックで再び相手陣へ突き進むSW。ラインアウトからSO小原のハイパント、迫力満点でなだれ込むCTBニールソン、FLファーディー、WTB奥田のプレッシャーに相手がノッコン。LO三浦が反応よくルースボールを獲得して、PR佐々木和樹(ささき かずき)とともに攻め込みます。
ここから右に左にライン攻撃を展開し、HO小野寺が突進してゴールラインまであと一歩というところ、相手にオフサイド。ほぼ中央のPGをSO小原が決めて、前半23分、6−10と追い上げます。
よし行くぞ、というムードのSWは、続く相手のキックオフからキックで陣地を戻し、相手ラインアウトからのディフェンスでも、敵のパスの乱れをチャンスにして、CTBアラティニが相手に絡んでぐいぐい前に出ます。さらにターンオーバーして攻めていくところ、ハーフウェー付近のラックから、不用意なショートパントをキャッチされてのカウンターで、相手FBが一気に加速。反応が遅れてディフェンスに生じたギャップを突かれて突破されると、パスを受けた相手WTBに約50mを走り抜けられ、またもトライを浴びます。ゴールも決められて、前半28分、6−17と再度離される苦しい展開。


ここを乗り切らなければならないと念じる中、続くSWキックオフから相手にモール前進を許し10m以上ゲインされるやや劣勢ムード。しかし、そんなまずいムードを払拭するようなHO小野寺政人(おのでら まさと)の敵SHへのナイスヒット。さらに、次のラックからこぼれたボールにPR斉藤芳(さいとう かおる)が判断よく反応してターンオーバー。前に出て行くアグレッシッブなプレーが続き、ムードをこちらに呼び寄せます。
LO三浦からCTBニールソン、CTBアラティニとアタックし、WTB奥田、WTB森山とビッグゲインながらも惜しくもタッチ。リズムよく攻めて行くところ、レイトチャージの反則で、今度は自陣ゴール前ラインアウトのピンチとなりますが、気迫のディフェンスを見せてターンオーバーし、逆に攻撃に転じるSW。ブレイクダウンの激しさでターンオーバーを重ね、さらに有効なキックで敵陣深くに進めます。しかし敵もさるもの、キープレーヤーの外国人SOのロングキックで一気に陣地を回復。ハーフウェイラインをボールが行き来する、互いに譲らぬ前半ロスタイムの攻防。
この局面で、チャンスをつかんだのはSWでした。自陣10m付近のラックからSH長田が蹴ったハイパントを相手がファンブルしたところ、これを逃さずにWTB森山が、さらにFL佐伯、PR佐々木和樹、斉藤、CTBニールソンが殺到したところでボアーズが反則。前半ラストプレー、角度のある約40mの難しいショットを、SO小原が見事に決めて、9−17としたところでハーフタイムとなりました。
緊張の途切れないシーンの連続に、サポーターの熱も冷めやらぬハーフタイム。決定力を見せつけられての2トライは奪われたものの、点差を感じさせない堂々たる戦いぶりに、後半の反撃を期待して、スタンドの応援歌が高らかに響きます。
迎えた後半、ダイナボアーズのキックオフから、ハーフウェー付近のラインアウトまで戻したSWは、さらに敵のアタックを押し出してターンオーバー。しかし直後のラインアウト、サインを読まれて逆にターンオーバーされてディフェンスに回ります。何とかリズムを掴みたいところ、炸裂したのはHO小野寺の目の覚めるようなタックル。サポーターの熱意を代弁するかのような一撃に、たまらぬ相手はノッコン。これでムードを変えたSWは、スクラムの後の密集からNo.8須田、FLファーディー、LO三浦が次々に突進してゲイン、さらにSO小原のショートパントで相手陣深くになだれ込みます。しかし、このコンタクトプレーで、SO小原が負傷退場。急遽WTBに菅野を投入、FB吉田をSOに上げますが、前半から見事なキックを見せていた小原の負傷に、逆に嫌なムードが漂います。それでも、続くダイナボアーズのアタックで、PR佐々木和樹、斉藤の気迫のタックルが炸裂し、LO三浦が素早くボールを獲得しにいったところで相手がノットロールアウェイ。
タッチキックで敵陣へのラインアウトと持ち込みライン攻撃でテンポ良く攻めるSWは、SH長田のループからWTB菅野までボールを回して大きくゲインをきります。しかし、相手の激しいディフェンスで押し出されてターンオーバーを許し、自陣に大きく蹴り込まれたキックをターンオーバーされてピンチを迎えると、ラインで攻め込んでくる相手の連続攻撃に、自陣でのディフェンスを強いられます。
それでも必死のディフェンスで決定的な場面を作らせず、さらに相手の反則にも助けられ、この苦しい時間を凌ぎきると、徐々に流れはSWへ。FBに回った奥田が冷静なキックでエリアを戻し、集散で勝るシーンが増えてターンオーバーを連発。19分には、SO吉田のキックをFLファーディーがそのままキャッチしてつなぎ、トライまであと一歩に迫るなど、敵陣でプレーする時間が増えてきます。スタンドのサポーターからは、よしいけ、と何度も歓声が上がるところ、ラインを突破してのオフロードパスでのノッコン、敵陣でリズムよく回していたところでのノッコンと、大事なところでハンドリングミスが出て、どうにもチャンスを活かしきれません。
しかし、早めに相手を射程圏に捕らえておきたい後半24分、意地を見せたのはSWフォワード陣。自陣10m付近のラインアウトから、今日劣勢だったモールをがっちり作ると、気合いと気迫を共にしたモールワークで20m近く前進。HO小野寺が仕掛けてポイントを作り、FL佐伯、途中交代のPR神田佑樹(かんだ ゆうき)、LOラタ、FLファーディー、PR斉藤と、サイドを繰り返し突いてずんずんゲインします。この突進に、ついにダイナボアーズが反則を犯して得たショットを、FB奥田が低い弾道でしっかり決めて、12−17とワントライ差に追い上げます。
さあ、この勢いを失うことなく一気に逆転したいところ、次のキックオフからSWのハイパントを相手に奪われます。さらに、CTBアラティニのタックルから素早い集散でターンオーバーするも、痛いパスミスで自陣10m付近での相手ラインアウトに。息を吹き返したかのようにスピードをあげて攻めてくるダイナボアーズに、防戦一方となるSW。CTBニールソン、WTB菅野と幾重にもタックルで阻むものの、ディフェンスラインが十分整わないところを、相手外国人CTBの突破から最後は相手WTBに巧みに抜けられ、中央に無念のトライを献上。後半28分、12−24と三度突き離されます。
何としても食らいつきたいところ、NO.8馬渕勝(まぶち まさる)、SH細川諭(ほそかわ さとし)を投入し、次のキックオフに賭けるSW。すると、走りこんだFLファーディーがたくみにマイボールとしてバックスに展開。流れるように大外までつないでWTB菅野がライン際を疾走、さらにFB奥田がフォローして、一気にゴール前へ。あわやトライか、というところ、リターンが惜しくも相手に渡りキャリーバックとなります。まだまだチャンスのSWは、NO.8須田、FLファーディー、HO小野寺、さらにFL佐伯と前進しますが、バックスに展開して持ち込もうというところ、タックルを受けて転がったボールを拾われてのカウンターからビッグゲインを許し、いきなり自陣ゴール10mのラックのピンチとなります。
それでも良く戻ったSWフォワードは、NO.8馬渕がジャッカルでターンオーバー。さらに反則から敵陣ラインアウトとし、フォワード、バックス一体となった総攻撃を展開します。迎えた後半35分、ラインアウトモールをカマイシコールに乗ってじりじり押し込み、ゴール前まで運んだところのラックでボアーズが反則。アドバンテージを活かしてオープンに展開、絡まれてトライはならないところ、審判の笛とともにSH細川が猛ダッシュしてクイックスタート。ダイナボアーズのディフェンス陣が見せたこの一瞬の隙を逃さず、細川からパスを受けたFLファーディーが、そのままゴール左スミに飛び込み、待望のトライを奪います。難しい角度でゴールはならずとも、17−24とワントライワンゴール差に攻め寄ったSW。

逃げ切りたいボアーズは時間をかけてのキックオフでしたが、SWはNO.8須田がしっかりキャッチして相手陣をうかがいます。キックの応酬で相手ボールの中央ラックとなるも、ここでも集散に勝るSWがターンオーバー。
さらに相手の反則で前に出て、敵陣ラインアウトから、またもモールでぐいぐい20m以上の前進。一旦は相手のボールとなり、カウンターキックから自陣に攻め込まれますが、相手の反則で、三度のラインアウトモールをつくり、またしても20m以上の前進。ゴールライン手前まで押し込みます。
絶対に勝つ、という選手の気迫がスタンドに伝わり、声援と、歓声と、鳴り止まないカマイシコールがグラウンドを包み、まるで松倉全体が燃えているかのように感じられたロスタイムの攻防。このチャンスに、ファワードの次はバックスの出番とばかりに、一気のオープン攻撃で、SO吉田、CTBニールソン、WTB森山、FB奥田と流れるようにパスがつながり、最後はWTB菅野。悲鳴にも近い歓声が上がる中、相手CTBの渾身のタックルを受けながら、うまくボディコントロールして左スミに飛び込みました。一転訪れた静寂、決まれば同点のゴールは、またも角度のある難しいショット。サポーターの祈りを込めて放たれたゴールは惜しくも右に外れ、後半42分、22−24
歓声がため息に変わるところ、まだまだ!と激が飛び、キックオフからカマイシコールが響き渡るラストワンプレーのアタック。FLファーディーが果敢に突進してゲイン、さらにバックスに展開し、必死で攻めるSWでしたが、思い届かず、ラックからの球出しが一瞬遅れたところでターンオーバーを許して万事休す。反則でタッチにきられてノーサイドとなりました。
満身創痍となりながらも闘いぬいた、因縁のライバルとの激闘。紙一重の差で悔しい限りの結果となり、唇を噛み締め、無念の表情で天を見上げる選手たちでしたが、その思いをプレーから確かに感じ取ったサポーターからは、よく頑張った、ありがとうと声援が飛び、拍手喝さいと大漁旗の乱舞がいつまでも続いていました。

次戦は11月12日(土)盛岡南球技場で、強豪・キヤノンイーグルスとの一戦です。トップリーグチャレンジに向かうためには、勝利が絶対条件となる試合。決意のシーズンの集大成とも言えるこのビッグチャレンジに挑むSW戦士たちに、より一層のご声援をよろしくお願いします。
沢山の声援有難う御座いました
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