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Game Result
試合名 トップイーストリーグDiv.1 第7節
試合日 2011年11月12日(
キックオフ 12:00 K.O.
会場 盛岡南公園球技場
釜石シーウェイブス キヤノンイーグルス
前半 後半 前半 後半
1 1 T 7 5
0 0 G 7 5
0 0 P 1 0
0 0 D 0 0
5 5 小計 52 35
10 得点合計 87
4 0 反則 2 8
4 反則合計 10
審    判 長谷川学(関東協会)
タッチジャッジ 礒部隆宏(関東協会)
嶋野栄司(関東協会)
松浦雅裕(関東協会)
キックオフ 釜石シーウェイブス

グランド状態 良い
天候 晴れ/微風
観客数 3016人
ゲームウォッチングレビュー

【出場メンバー】
釜石シーウェイブス  
No 氏名 年齢 出身校 身長 体重
FW 1 斉藤 芳 26 明治大 179 123
2 小野寺 政人 28 東海大 175 90
3 佐々木 和樹 21 盛岡工高 181 110
4 三浦 健博 35 釜石工高 183 99
5 ルイ ラタ 30 日本大 190 115
6 スコット ファーディー 27 バーレイジョイ高 198 111
F 佐伯 悠 26 関東学院大 183 93
8 須田 康夫 28 専修大 183 100
HB 9 長田 剛 28 帝京大 174 77
10 井上 益基也 25 明治大 173 73
TB 11 奥田 浩也 25 明治大 181 83
12 ニールソン 武蓮傳 33 流経大 180 90
13 ピタ アラティニ 35 キングス高 179 90
14 森山 裕樹 26 流経大 171 80
FB 15 吉田 尚史 36 専修大 181 80
R
E
S
E
R
V
E
16 神田 佑樹 24 明治大 181 104
17 渡邉 潤一 27 甲南大 174 95
18 馬渕 勝 29 近畿大 188 103
19 江幡 誠弘 26 明治大 176 91
20 細川 諭 24 関東学院大 168 70
21 菅野 朋幸 27 早稲田大 178 74
22 ピエイ マフィレオ 25 日本大 186 91
【交代】
 
キヤノンイーグルス
No 氏名 学年 出身校 身長 体重
FW @ 宍戸 要介 26 東海大学 177 103
2 山本 貢 30 関東学院大学 175 100
3 城 彰 23 明治大学 177 128
4 甲斐 洋充 25 帝京大学 187 90
5 アルベルト・ヴァン・デン・ベルグ 37 Vryburg High School 201 112
6 神白 拓 30 流通経済大学 188 85
7 竹山 浩史 26 関東学院大学 175 88
8 トマシ・ソンゲタ 28 Wesley College 191 120
HB 9 田原 圭祐 24 明治大学 168 67
10 橋野 皓介 23 同志社大学 176 80
TB 11 瓜生 靖治 31 慶応大学 176 81
12 三友 良平 24 日本大学 177 85
13 守屋 篤 29 立命館大学 184 92
14 新井 光 26 中央大学 180 78
FB 15 田井中 啓彰 27 関東学院大学 185 90
R
E
S
E
R
V
E
16 金 光模 32 壇国大学 188 117
17 金子 大介 23 慶応大学 174 94
18 シタレキ・ティマニ 25 Auckland Grammar School 203 120
19 児玉 丈 25 東海大学 178 84
20 吉田 健 24 中央大学 165 65
21 アリシ・トゥプアイレイ 31 Linwood College 187 116
22 大居 広樹 23 関西大学 177 80
【交代】

【公式記録】
◇公式記録(関東ラグビー協会HP)

【ゲームウォッチングレビュー】 写真:事務局
◆ トップリーグへの道、未だ険し・・・岩手最終戦で屈辱の惨敗
〜 トップイーストリーグ第7節 vsキヤノンイーグルス戦 〜
あの震災から8ヶ月が過ぎました。5月に練習を再開するまでの復旧の途、眼前の惨状に立ち向かい、無心に直向きに、愛する地域のため、力を合わせて頑張ってきた日々。そして、自分たちのプレーが、勝利が、復旧復興につながるという固い信念を持って挑む2011イーストリーグDiv.1、ここまでSWは、クボタ、三菱重工相模原という上位との対戦であわやの接戦を演じ、昨年完敗を喫した東京ガスには地元・松倉で快勝。決意のシーズンを示すにふさわしい堂々たる戦いぶりで、4勝2敗と、トップチャレンジ進出を狙える位置につけています。
困難な状況の中でも戦い続ける姿に、様々な想いをはせるサポーターも、ここまで来たら、何とかトップリーグ昇格の満願達成にチャレンジしてほしいと願うのは共通の思い。念を込め、願をかけて、盛岡南公園球技場に続々と集結します。
そんなSWの前に立ちはだかる第7節の相手は、昨年、イーストリーグを全勝で突破しトップチャレンジに進出しながら、すんでのところで昇格を逃したキヤノンイーグルス。今季は、さらなる補強と環境整備を着々と進め、トップリーグ昇格を至上命題としている強豪です。
前座イベントでは、岩手、青森、宮城の女子中学生連合チームと、秋田で今春立ち上げられた、その名もプレアデス(すばる)という女子セブンスチームの中学生たちの7人制強化試合が初お披露目。試合は、一足早くチーム作りに取り組んだ秋田プレアデスに軍配があがりましたが、目指すリオデジャネイロの五輪は、まだまだ先の2016年のこと。これからが楽しみな未来の女子代表候補たちの溌剌プレーに、スタンドのファンからも「オリンピックで頑張れよ!」と声が飛び、温かい声援が送られていました。
陽光降り注ぐ中、決戦の時が迫るグラウンドには、選手とともに戦う気合いも十分に、サポーターからSW応援歌が響き渡ります。一方、メインスタンドの一角を真っ赤に染めた350名のキヤノン応援団からも、統率の取れたコールと応援が響き、こちらも準備万端。
第3節から続いた岩手公式戦もいよいよ最終章、強豪相手の大一番で、乾坤一擲のチャレンジを見せてほしい。歓声と拍手、そしてバックスタンドに大漁旗が一斉に翻って選手を鼓舞する中、いざゆかんSW、キヤノンイーグルスとの雌雄決戦です。

 
快晴、微風の中、SWキックオフで勢いよく走りこむFLスコット・ファーディー。思わずイーグルスはノッコンでマイボールのスクラムとなります。強力なイーグルスのスクラムに押し込まれたところ、ボールを持って出たFLファーディー。逆にチャンスになって前進をはかりラックからバックスに展開。2次攻撃で瞬間パスが乱れたものの、続くラックから、シーズン初スタメンのSO井上益基也(いのうえ みきや)がキックで相手ディフェンスの裏へ。一旦、相手にボールが渡りハイパントを蹴り上げられるも、FB吉田尚史(よしだ たかし)が捨て身のダイブキャッチ。WTB奥田浩也(おくだ ひろや)の見事なタッチキックで敵陣に攻め入るところ、ロングパスの乱れから、今度はイーグルスが反撃と、立ち上がりから目まぐるしく攻防が入れ替わります。
探り合いというにはあまりに速い、息をもつかせぬプレーの連続でしたが、前半7分、ハーフウエー付近の相手ラインアウトからタップに反応したSWフォワードが前に大きく出たところでラック。SH長田剛(ながた たけし)が素早く出して、左オープンに展開すると、相手タックルを跳ね除けてCTBピタ・アラティニが力強くラインを突破。そこにすかさずフォローしたFB吉田が、勢いもそのままに相手ディフェンスラインの間を抜けてインゴールへ。ゴールは外れたものの、熱烈サポーターの期待に応えるトライで、幸先よく5−0と先制します。
興奮おさまらぬ中、イーグルスの流れを変えようと標的をずらした変化あるキックオフにも対応したSW。SH長田がハイパントを繰り出し、勢いそのままになだれ込みますが、アンラッキーなバウンドは敵フォワードの集まるど真ん中に落ち、有利に前進されてポイントをつくられます。慌ててディフェンスラインを敷くSW。CTBニールソン武蓮傳(ぶれんでん)がハードタックルで相手を止め、PR斉藤芳(さいとう かおる)が身体をはって留めるも、相手SHに上手くボールをさばかれ、さらに崩れたディフェンスの間を抜け出られます。必死のカバーディフェンスも及ばず、最後は相手LOに振り切られてトライを許してしまったSW。ゴールも決められ、前半9分5−7と逆転を喫します。
まだ始まったばかり、約束事をしっかり回復させ、いつもの全員ラグビーで行こうと円陣を組んで臨んだ次のキックオフ、鋭い突進で、敵陣でのラインアウトに持ち込む良いリスタート。スローイン、キャッチとも不安なく、がっちり取ってバックスへ展開。と、パスが乱れて、チャンスをふいにしますが、まだ敵陣でのマイボールスクラム、気持ちを落ち着かせて次のアタックに移りたいところ、やや劣勢のスクラムで球出しにからまれてターンオーバーを許すと、相手No.8に一気に走られます。ディフェンスラインも整わぬまま、フォローに走った相手SOに走りきられて、やらずもがなの追加トライを献上。ゴールも決められ、前半12分で5−14と離されます。

競り合いに持ち込むためにもこれ以上は離されたくない、スタンドからも必死に、頑張れ、取り返せ、と声援が響きます。これに応えるかのように、次のキックオフでも奇襲攻撃をしかける相手に対し、FL佐伯悠(さえき ゆう)、LO三浦健博(みうら たけひろ)と猛タックルを連発しターンオーバー。再び相手陣に入ったところのマイボールスクラムで、バックス陣がダブルラインをしき、攻撃態勢を整えるところ、今度はスクラムが崩れて相手のFLにボールを拾われ、先ほどの再現かのように手薄になったブラインドのライン際を走り抜けられる最悪の展開。自滅ともいえる被トライで、前半16分に5−21とさらに引き離されます。

先制トライも束の間、ディフェンスでの粘りを発揮できず、わずか10分足らずで3トライを献上。内容では決して劣っているようには感じられないのに、なぜ・・・と、戸惑いにも似た雰囲気がスタンドを包みます。何としてもこのまま相手を勢いづかせるわけにはいかない大事な局面、SWはキックオフを競り合い、もぎ取ってアタックをしかけますが、惜しくもオフサイド。相手に陣地を挽回されたところ、決死のタックルを繰り出して一旦はターンオーバーするも、ダイレクトタッチで再び自陣ラインアウトのピンチに。すると、ここで相手のスローインミスが、逆に相手FLにすっぽりおさまり、そのまま割って出られると、最後は触れることも出来ずにトライを献上。前半20分に5−28となります。

ミスがかえって相手に利する運にも見放され、どんどん遠のくイーグルスの背中。前半半ばを過ぎたばかり、取り返すチャンスはまだまだある、と、必死に焦燥感をぬぐって見守るSWのキックオフ、モールを押されて、脇のディフェンスが甘くなったところにサイドを突かれ、カバーディフェンスも交わされて、一気に自陣ゴール前に持っていかれます。ペナルティから相手ラインアウトの絶体絶命のピンチに、HO小野寺政人(おのでら まさと)が反応よくキャッチして、大きくリカバリーラン。ピンチを脱してラックをつくり、さあここから、というところで、敵陣深く蹴りこんだボールを受けた相手FBが一気に加速。ショートパントを自らキャッチしての鮮やかなカウンターで、最後はフォローしたWTBにつながれ、ゴールポスト下にトライを浴びます。敵ながら天晴れなトライで、前半23分5−35

こうとなっては、ショック状態から脱するのが先決。何とか自分たちの姿を取り戻して、直向きなプレーを見せてほしいところ、“もっと声出せ!かまいし!”のゲキも飛びます。
続くSWのキックオフは、出足鋭く確保して、敵陣での連続攻撃へ。フェイズを重ね、何とかチャンスを見出そうとするSWですが、激しいイーグルスのディフェンダーに阻まれてノッコン。ロングキックで、再び自陣での攻防を強いられます。何とかエリアを戻したいところ、相手のミスに乗じてターンオーバーするも、ブレイクダウンの攻防で勝ったイーグルスに再びターンオーバーを許すと、フォワードで攻め倒されて、最後はバックスラインに入った相手外国人NO.8の個人技でディフェンスを交わされてトライを献上。前半30分、5−42となります。

意気消沈のまま、キックオフを相手に取られ、2次、3次と攻撃を浴び、なんとかSH長田がインターセプトしてピンチをしのぎますが、SW中盤の攻撃で、チャンスを生み出そうと繰り出したハイパントが、またも相手のカウンターとなり自陣ゴール前に迫られて、反則、ラインアウト、モールと押し込まれて被トライ。前半36分で5−49

さらに前半ロスタイム、ラストワンプレーでPGを決められて、5−52で折り返しとなりました。
前半だけで7トライ。信じがたい光景の連続に、言葉を失うサポーター。確かにキヤノンは強い、しかし、SWはこんなものではないはず・・・奇跡を念じ、何とか誇りを取り戻してチャレンジして欲しいと願うサポーターから、SW応援歌と、力強い声援が響きます。

すると、後半イーグルスのキックオフに、その願いが通じたか、WTB奥田のロングキックで敵陣に攻め入り、HO小野寺、FLファーディーの息の合ったラインアウトからバックスに展開。WTB森山裕樹(もりやま ゆうき)がエキストラから相手タックルを跳ね飛ばして独走、惜しくもトライは阻止されるものの、敵陣深くまで攻め込むと、続く相手のアタックを、SH長田がナイスタックル。さらに、後半出場のLO馬渕勝(まぶち まさる)が素早く絡んでボールをもぎ取り、そのままインゴールに走り込みました。ゴールは外れたものの、前半に続き、後半の立ち上がりも制するSWの鮮やか先制トライに、久々にスタンドが沸き、大漁旗が乱舞します。後半3分10−52
この勢いで、まずは1本ずつ、着実に返していきたいところ、続くキックオフも、相手のミスに乗じて上手く攻めに転じるSWに、胸が高鳴った瞬間でした。相手フォワードにルースボールを拾われて、またもディフェンスが手薄なところに相手No.8に走り抜けられます。追いすがるSWディフェンダーも振り切られ、最後はフォローの相手HOに飛び込まれました。後半先手を奪った直後、いとも簡単に、追い上げムードも萎むトライを返され、後半5分で10−59
元の木阿弥のような反撃にあったSW、何とか流れを引き寄せんと、果敢に相手ゴール前に攻めて出ますが、出足鋭くタックルを仕掛けてくるディフェンスに阻まれては、守勢に転じ、今度はSWが幾度もタックルで阻止しようと試みますが、相手のアタックの勢いは凄まじく、後半14分、自陣22m付近ラックからの連続攻撃で追加トライを許し、10−66とされます。
それでもSWは諦めることなく、再び相手ゴール前まで攻め入りますが、インターセプトで一挙に追い込まれ、自陣でのディフェンスに。押し込まれる中でも、FLファーディーの一人気をはくインターセプトなど、光るプレーも見られますが、チャンスが次につながらず、もどかしいままに時間が過ぎていきます。




後半28分には、自陣5mスクラムから、相手フォワードの圧力に抗しきれずに押し込まれて、10−73
もはや万事休すかと見えつつも、諦めずにピンチを凌ぎ、フォワード、バックス一体で相手ゴール前までは進むものの、あと一歩のところでリズムが保てず、相手にターンオーバーを許します。そして、この日何度目か、抜け出られると止まらないキヤノンのカウンターアタックで、あれよあれよとつながれて、そのまま中央に回り込まれてのトライ。後半33分10−80

最後まで頑張れ!というサポーターの声もむなしく、ロスタイムには、インターセプトを狙いにいったところを逆に交わされてのとどめのトライで、10−87。屈辱のノーサイドとなりました。
ダイナボアーズとの激闘の末の惜敗から1週間。ケガによる戦力ダウンやリカバリー不足も拭いきれないものの、やれるという思いと、やらねばという思いの、妙な気持ちの空回りがプレーの精度に影響したか。万端の準備のうえに、「SWをリスペクトして強い気持ちを持って試合に臨んだ」というキヤノンに、思うがままに蹂躙され、歴史的な惨敗を喫する結果となりました。
試合中に修正出来ず、ずるずると大差に持ち込まれてしまった不甲斐なさの、一番の悔しさは選手にあれど、集散の一歩に、ひとつのタックルに、各々のワンプレーに、注力することが本当にできたか。この敗戦を糧としなければ、直向きに取り組んだ日々を、試合を通してサポーターに、地元・釜石に元気と希望を与えてきたこれまでの戦いを否定するようなことになりかねません。
復興のシンボルとして、地域の期待を背負うことを口にした以上、このどん底から立ち上がって、もう一度直向きなプレーを見せて欲しい。全てのサポーターが願っています。釜石、ここからだ!!!

次戦は11月27日(日)13時キックオフ、秋田八橋球技場に乗り込み、秋田ノーザンブレッツとの一戦に挑みます。
決意のシーズンも残り2試合、必ずやこの試合を教訓とし、諦めることなく、直向きに闘い抜いてくれるであろうSW選手に、どうか最後までご声援をよろしくお願いします。

沢山の声援有難う御座いました。
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