時折晴れ間の訪れる中、13:00、SWのキックオフでスタート。 |
すると、怒涛のように相手陣になだれ込むSWフォワード。前進したラックからSH八重樫がさばいて、LO保坂、WTB赤井がフォロー、フィニッシュには、待ってましたとばかりにFB津嶋が、一人二人かわしてゴールポスト付近に見事なノーホイッスルトライ。ゴールも津嶋自身が決めて、前半4分7−0と先制します。
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津嶋選手 |
今年加入の斉藤・浜野に、昨年加入の渡邊が組むセットは安定し、ルース(ラック、モール)にも優るSWフォワード陣、タックルも冴えて、カウンターからどんどんゲイン。勢いそのままに、その後も反撃を許すことなくトライを量産していきます。
9分、両チームで唯一の外国人となったNo.8キキワカがスクラムサイドをアタックしてトライ。
19分、ラックの連取からLO柿本が相手ディフェンスラインを突破してトライ。
32分、連続攻撃から、FL佐野竜介が力強い突進を見せ、秋田NB戦に続くトライ。
40分、ラックから八重樫、SO藤原、この日キャプテンを任されたCTB細川と鮮やかなライン攻撃に、最後は津嶋がスピードをつけて参加しトライ。
ミラーの加入で左右のスーパーブーツが揃った今年のSW、昨年も大活躍した名手・津嶋のゴールも冴え、前半33−0の大量リードで折り返しました。 |
佐野選手 |
迎えた後半開始直後は、クラブ日本一の維持にかけてこのままでは終われないとばかりに気合を入れ直したタマリバクラブ、フィットネスも衰えることなく、スクラム強化のメンバーを投入した効果もあり、SWやや押され気味の展開。11分には、ペナルティから速攻でSH、CTBとつながれ、ついにトライを許します。後半11分33−5。 |
しかし、今年のレベルアップしたトレーニングと、考え抜いたコンディショニングで成長を遂げたSW、すぐに修正できるところが進化の証。
16分、ゴール前ラインアウトからモールを押し込んでHO渡邊がトライ。津嶋のゴールは惜しくも外れたものの、38−5。
さらにここで大量にメンバーを入れ替えたSW、都道県対抗の岩手選抜組をフィールドに送りこみます。攻守に粘りを見せるタマリバを、一気に圧倒すべく躍動するSW戦士たち。
フォワードはキキワカを軸に突破し、FL京野、佐野、替わった佐々木陽丞、中村聡がしっかりフォロー。
バックスは、SH八重樫がさばく球を、SO藤原がパスで、キックでチャンスを活かし、CTB細川のディフェンスに、CTB津田がつないで、WTB赤井、清水、替わった佐々木啓祐が走ります。
31分、ラックからSH八重樫、藤原、キキワカから最後はWTB清水が鮮やかにトライをあげ、43−5。
さらに39分には、ラックからサイド突破したキキワカがトライ。最後のゴールを津嶋が決め、最終スコア50−5でノーサイドとなりました。 |
八重樫選手 |
「やる気が伝わってくるナイスゲームだった。今日ゲームをしたメンバー、サポートしたメンバー、皆の気持ちが一つになって、SWが上を目指すんだということが、よくわかったと思う。選手個々の課題は、個別に伝えることとして、ここまでピークにもっていってくれたこと、有難う、と言いたい。ただ、シーズンの相手は、もっと上になる。明日から1週間のオフだが、その後は上のチームとのプレシーズンマッチが控えている。充分にリフレッシュして、さらに上昇することを、大いに期待している。」
池村HCから、労いと期待をかける言葉をもらった選手たちは、泥だらけのほてった体を、簡易プールを利用したSWオリジナルのアイスバスでクールダウン。その簡易プールをレギュラークラスの選手たちが片付ける、といった感じで、試合中にも試合後にも、全員の力を結集したSW2009。
晴れ間にのぞいた岩手山の高みを望む、トップリーグを昇りきる気持ちのこもった八幡平フェスタとなりました |
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次は8月1日(土)地元釜石の松倉グラウンドで行われるラグビッグドリームで、16:30K.O サントリーフーズと対戦します。
トップリーグ昇格を争うライバルとの大事な一戦、応援よろしくお願いします。 |