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Game Result
試合名 強化試合
試合日 2009年08月08日(
キックオフ 14時00分 
会場 八幡平松尾陸上競技場
釜石シーウェイブス 栗田工業
前半 後半 前半 後半
2 1 T 1 4
2 1 G 0 3
0 0 P 0 0
0 0 D 0 0
14 7 小計 5 26
21 得点合計 31
反則
反則合計
審    判
タッチジャッジ
キックオフ

グランド状態
天候 晴れ
観客数
ゲームウォッチングレビュー

【出場メンバー】
釜石シーウェイブス  
No 氏名 年齢 出身校 身長 体重
FW 1 浅田 哲哉 31 関東学院大 173 102
2 小野寺 政人 26 東海大 175 90
3 長沼 英幸 25 法政大 178 103
4 保坂 豪 27 筑波大 184 100
5 柿本 洋平 27 立命館大 187 96
6 佐伯 悠 24 関東学院大 183 93
7 岡崎 英二 28 法政大 180 89
8 Q.WILISONI 25 白鴎大 187 103
HB 9 八重樫 俊介 28 日本大 173 73
10 小原 義巧 27 東海大 175 77
TB 11 森山 裕樹 24 流通経済大 171 80
K P.ALATINI 33 キングス高 179 90
13 佐々木 天晃 25 盛岡工高 180 90
14 菅野 朋幸 24 早稲田大 178 74
FB 15 津嶋 俊一 29 大船渡工高 178 86
R
E
S
E
R
V
E
16 斉藤 芳 23 明治大 179 123
17 渡邉 潤一 24 甲南大 174 95
18 京野 和也 30 秋田工高 174 90
19 佐野 竜介 32 東北福祉大 180 98
20 藤原 誠 27 日本大 178 85
21 清水 雅之 24 関東学院大 173 79
22 P.MILLER 32 リサロウ高 183 92
12 佐々木 永一 20 釜石工高 172 82
【交代】
 
栗田工業
No 氏名 年齢 出身校 身長 体重
FW 1 小玉 学 30 法政大 183 100
2 諸隈 和也 23 同志社大 176 91
3 森 庸亮 27 同志社大 174 110
4 伊藤 徹 29 流通経済大 188 90
5 後藤 一将 26 関東学院大 186 90
6 大野 潤滋朗 25 関東学院大 178 85
7 クレイグ・ディゴルディ 34 ワイアミ大 188 93
8 ポール・ミラー 31 ゴールデンイーグル大 190 115
HB 9 森 洋三郎 25 流通経済大 176 73
10 佐藤 浩一 22 立正大 176 88
TB 11 川尻 大 34 帝京大 183 87
K 淺田 亮太 26 同志社大 178 88
13 坪井 淳 26 関東学院大 178 82
14 畑 賢 26 龍谷大 175 81
FB 15 山崎 真二 22 國學院大 180 78
R
E
S
E
R
V
E
16 岩下 和弘 23 同志社大 182 103
17 中川 大輔 27 京都産業大 175 90
18 山田 紘也 30 京都産業大 177 105
19 紙田 周平 27 流通経済大 180 95
20 和智 尭之 22 法政大 180 95
21 武藤 充孝 27 法政大 181 100
22 森 勝己 27 中央大 170 90
23 フィリップ・ドーソン 28 リンカーン大 183 93
24 本村 旨崇 23 関東学院大 176 70
25 竹内 康 24 関東学院大 172 71
26 松本 英人 30 愛知学院大 173 87
27 松本 卓也 26 大東文化大 175 77
28 森田 亮平 22 立命館大 172 90
29 石井 悠介 23 専修大 183 82
30 小林 法文 23 埼玉工業大 175 86
【交代】



【ゲームウォッチングレビュー】 写真:事務局
◆ 迫る開幕に貴重な糧となる、試練の強化試合
〜 八幡平プレシーズンマッチ vs栗田工業ウォーターガッシュ戦 〜
岩手の梅雨が明けません。このまま秋になるのではないか、と言う声がもっぱらですが、海、山の観光地には、それなりに人の賑わいもあり、蒸し暑いままに、お盆の帰省客を迎える様相です。
8日(土)八幡平でも、第30回東北中学生交流大会の開催があり、合宿中のチームにOBが駆けつけたりと、夏の賑わいのある中、栗田工業とSWの練習試合が行われました。
栗田工業ウォーターガッシュは、昨年イースト8位。近年成績は下降気味ですが、SWは昨年リーグ戦で勝利するまで、05−07シーズンで3連敗していた難敵。今季も春のオープン戦で日本航空や秋田NBを圧倒しており、その実力は決して侮れません。
昨年に続いて岩手八幡平で合宿を実施し、その集大成と位置付けて臨む栗田工業に、シーズンインまでラス前となるプレシーズンマッチに挑むSW。トップ3入りには絶対落とせない相手に対し、進化した力を見せつけ、開幕迫るリーグ戦の弾みとしたい大事な一戦をレポートします。

焼けるような日差しこそないものの、湿度温度ともに岩手の高原に相応しくないくらいに高く、蒸し暑い午後となった八幡平市陸上競技場、14:00SWのキックオフでスタートしました。

先週のラグビッグドリームでは、サントリーフーズ相手に強烈なキックオフラッシュを見せたSWでしたが、この日は開始から押しつ押されつ、次第に押され気味に展開する思わしくない立ち上がり。両チーム決め手無く、スコアできないまま時間が経過します。
均衡が破れたのは25分。フォワードの攻防からカウンターアタックの攻防へと移り、キックの応酬から、ゴール前でペナルティを得たSW。ラインアウトに持ち込んで、チャンスを逃さずモールを押し切り、最後はHO渡邉が飛び込んでトライ。津嶋のゴールも決まって、7−0とようやく先制します。

これでリズムを取り戻した感のあるSW、ディフェンスが機能して、ターンオーバーから、バックス陣がパス、ラン、キックの多彩な攻撃を展開。
SO小原の滞空時間の長いハイパントを、栗田バックスがはからずもノッコンしたところ、猛然とダッシュしてきたCTBアラティニがピックアップして、誰も追いつけないスピードでトライ。津嶋、難なくゴールを決めて、30分14−0
その後も、勢いに乗ってゴール前に迫るSWでしたが、栗田の粘りのディフェンスにターンオーバーを許し、一転守勢に。前半終了間際の43分、自陣22m付近のペナルティから、栗田フォワードの突破を防ぐことができず、とうとうトライを奪われてしまいます。
嫌な時間帯に追い上げられ、前半14−5でハーフタイムとなりました。


迎えた後半、再度気合を入れ直して臨んでほしいところでしたが、栗田のキックオフに競り負けたSW。あれよあれよという間にゴール前に持ち込まれ、そのまま中央にトライを献上。後半3分14−12

これはならぬと攻めるSWフォワード。モールからバックスに展開、さらにフォワードがポイントをつくって相手陣深くに攻め入ったその時、栗田の大型外国人選手が体躯を活かしたターンオーバー。そこから大きくゲインされ、SW慌ててのディフェンスもままならず、最後は相手ウイングがトライ。7分14−19と、とうとう逆転されてしまいました。

その後は、栗田が30名登録の選手を次々に交替させ、またSWもリザーブ選手をどんどん投入する、まさに総力戦の様。




一旦はリードを許したSWではありますが、アラティニに替わったCTB藤原誠が鋭く切れ込み、再三のチャンスメイク。後半18分、ハーフウェイ付近のスクラムから、No.8ソニーがサイドアタックしてラックをつくり、バックス攻撃へ。WTB清水から、最後はFBミラーが走りこんでトライ。ミラーのゴールも決まって、21−19と再びリードを奪います。
さあ、ここから一気に突き放しにかかりたいSW、この後も再三再四、相手ゴールラインに迫りますが、あと一歩でスコアができない、何ともじれったい展開。
そんな中、後半27分、栗田はSW陣10m付近ラックからつないで、ゴール前まで一気の攻め。SWディフェンス及ばず、やってはいけないスコアを許し、21−26と再逆転されます。

まだ十分時間はある、最後は逆転のトライで締めくくってほしい、という願いも、蒸し暑い空気にかき消されたのか、ロスタイムの41分、自陣からペナルティで大きくゲインを許し、ハンドリングミスをつかれてのとどめのトライ。最終スコア21−31で無念のノーサイドとなりました。
小原選手 八重樫選手 柿本選手 佐伯選手
リーグ戦であれば、勝ち点0の結果。個々のプレーをしっかりやり、ユニットも機能しているのに、気合で押されたところで守勢になったSW。焦りがミスを生み、この時期、この局面で、久しぶりに負けてはならない相手に喫した敗戦となりました。

気持ちと、コミュニケーションの問題。ゲームメイクの意味を、もう一回、共有して、コミュニケーションを意識すること。リコーまでが最後のチャンスだ。
池村HCも敗戦を重く受け止めたコメントを選手に投げかけました。

それでも試合終了後、重い足取りで向かった盛岡壮行会で、岩手のサポーターの皆さん、イーハトーブリーグの選手、関係者の皆さんと交流を深め、励まされ、必昇の想いを新たにした選手たち。
残り1ヶ月、この苦い敗戦を貴重な糧とするチャンスととらえ、期待のシーズンに向けたラストスパートにかけてほしい、という期待の募る八幡平強化試合でした。


これからSWは、12日(水)〜14日(金)八幡平上寄木でのキャンプを迎えます。
その後、松倉でのトレーニングを経て、22日(土)16:00リコー砧グランドでのリコーブラックラムズ戦が、プレシーズンに残された最後の試合となります。
来るシーズンを万全の状態で迎えるため、たゆまぬ努力を続ける選手たちに、引き続きご声援をよろしくお願いいたします。


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