玉川花火大会の喧騒を控えたリコー砧グランド、無風で蒸し暑さを感じる中、16:00SWキックオフでスタート。
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下馬評はやはりトップリーグのリコー優勢ながら、それを覆すようにSWがスタートラッシュ。キックオフのボールを取って攻め続けるSWフォワードに、自陣22m付近でリコーたまらずペナルティ。No.8馬渕の速攻、さらにペナルティ後のラインアウトからモールで攻め立てます。ラックをつくったところで逆にSWにペナルティがあり、キックで戻されるも、ここでFB津嶋の放ったカウンターキックが狙ったとおりのバウンドで走りこんだWTB菅野へ。フリーになったスピードキングが独走し、先制トライをもぎ取ります。津嶋のゴールは惜しくもならず、前半7分5−0とリード。
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菅野選手の先制トライ! |
リスタートのリコーキックオフからも攻め続けるSW。気合いの感じられる選手たちに、会場に詰め掛けたサポーターからも熱い声援が飛びます。
この日はスクラムでいまいち分が悪い様子のSW、ホイールして相手ボールを取る場面もあって持ちこたえたのも束の間、逆にコラプシングをとられ攻め込まれる場面も。
それでも終始、気迫の優るSWは、相手をゴール前に釘付けにして攻め続け、見事にトライ!・・・と思いきや痛恨のノッコン。落胆の隙を突いて反撃に転じるリコー、それでも相手モールにプレッシャーをかけるSW。 |
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スタートラッシュからやや押し気味に進めながらも、互角の攻防に変わっていった前半も半ばの時間帯、不意をつかれた様なリコーの1次攻撃、2次攻撃でディフェンスを突破され、中央にトライを許します。前半22分5−7。
さらに、まだまだこれしき、の思いとは裏腹にSWペナルティから攻められ、ディフェンスのミスマッチをつかれて追加点を献上。前半26分5−14。
リードを奪われても、カウンターキックの攻防を制して態勢を立て直し、またも攻撃に転じるSW。リコーゴール前まで、モール、ラックで攻め入ります。
しかし、リコーの大型フォワードが邪魔になるのか、マイボールを出しづらいSWはペナルティをとられてしまい、今度はリコーがゴール前まで一気の逆襲。何とかマイボールラックにするも、スタンド、ハーフのハンブルが相次ぎ、あろうことか3連続トライを許してしまいます。前半35分5−21。
結局、前半はペースを逃したまま、終了間際にも連続ペナルティから攻め込まれて4本目のトライを許し、5−28で折り返しました。
迎えた後半、大量にメンバーを入れ替えたリコーを相手に、このままでは終われないと気合いを入れ直して臨んだSW。開始から一進一退の攻防が長い時間続きます。
そんな膠着状態の中、スクラムでコラプシング、ラックでノットロールアウェイと、3連続で反則をとられるSW。
はては無防備なアラティニにリコーHOが背中から突っかけて、両チームの選手がもみ合い、あわや乱闘かのストレスフルな試合内容。
そんなやや荒れた流れを掴んだのは、またもリコーでした。1次攻撃、2次攻撃からリコーのハンドリングミスが逆に功を奏してエキストラ参加となり、トライを献上します。後半20分に5−35。
諦めることなく果敢に攻めるSW。スタンドオフのキックパスであわやトライの場面もあり、まだまだいけると思われた瞬間、またしてもペナルティの連続。やるせないまま後退し、ラックサイドを攻撃されてトライを献上。後半25分5−42。
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もはや大差で逆転は望めなくとも、なんとか1本ずつ返していきたいSW。と思う気持ちが通じたか、ずんずん出てくる相手ディフェンスの裏に上手くパントしたSH長田のボールを絶妙に追う馬渕。相手ディフェンスたまらず2人かかりで邪魔をして、ペナルティトライをもぎ取り一矢を報います。後半40分12−42。
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馬渕選手 |
しかしロスタイム、タッチキックをチャージされ、やらずもがなのトライを奪われて、結局最終スコア12−49でノーサイドとなりました。 |
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P.アラティニ選手 |
P.ミラー選手 |
長田選手 |
S.ファーディー選手 |
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三浦選手 |
藤原選手 |
サポーターの皆さん |
試合後の挨拶 |