プレシーズンマッチ第8戦／九州電力キューデンヴォルテクス戦

試合情報投稿日:2022.11.21

試合	練習試合
対戦相手	九州電力キューデンヴォルテクス
対戦日時	2022年11月26日(土) 11:30 キックオフ(10:30 開場)
競技場	グローバルアリーナ(福岡県)
試合形式	40分×3本の変則マッチ
ジャージ	白
観戦	有観客試合（無料）観戦方法の詳細およびイベント情報は、九州KV公式サイトをご覧ください。当日は、両チームのジャージやグッズでの応援はもちろん、福岡や九州にゆかりのあるチームのジャージやグッズを身にまとってご観戦ください。
ライブ配信	YouTube ラグビーのまち釜石チャンネル
チームテント	・メンバー表、チラシ等の配布

前半	後半		前半	後半
		46-48LOSE
5	1	T	3	4
4	1	G	2	3
0	0	PT	0	0
1	1	PG	0	1
0	0	DG	0	0
36	10	小計	19	29

メンバー

1st: 稲田壮一郎; 伊藤大輝; 野口大貴; セルジオ・モレイラ; ベンジャミン・ニーニー; 王野尚希; 武者大輔; サム・ヘンウッド; 村上陽平; 中村良真; 小野航大[キャプテン]; 村田オスカロイド; 石垣航平; 阿部竜二; キャメロン・ベイリー
2nd: 高橋拓也; 伊藤大輝/隈本浩太; 寺脇駿; セルジオ・モレイラ/山田龍之介; ベンジャミン・ニーニー/タタナダラス; 美﨑正次; 武者大輔; サム・ヘンウッド/セタ・コロイタマナ; 村上陽平/東海林拓実; ジョシュア・スタンダー; 小野航大[キャプテン]; 村田オスカロイド; 石垣航平/ダリエス・トマス; 吹越大清; 阿部竜二/片岡領
3rd: 杣澤誠; 隈本浩太/吉田竜二; 長田将大; 山田龍之介; タタナダラス[ゲームキャプテン]/高橋聡太郎; 中野裕太; 河野良太; セタ・コロイタマナ; 南篤志; ジョシュア・スタンダー; 下山輝/千葉健; 福士周太/船木海都; ダリエス・トマス/佐々木裕次郎; 吹越大清/佐々木絃; 片岡領

マッチレポート

11月20日（日）より行われた宗像合宿の総仕上げとして、26日（土）11:30より福岡県宗像市グローバルアリーナにてプレシーズン第8戦九州電力キューデンヴォルテクス戦が行われました。この試合は両チームともケガ人を除くすべてのメンバーを出場させたいという事で、40分×3本の形式で行われました。天気は快晴で日差しも強く、気温も20℃まで上がり半袖でも大丈夫な程の陽気でした。しかしながら時折強い風もあり、キックコントロール、キャッチングが難しい試合が予想されました。2022年5月をもって活動を休止した宗像サニックスブルースの応援団にも試合会場に足を運んでいただき、今夏応援団からチームに寄贈頂いた大漁旗を振っていただきました。釜石、宗像両チーム応援団の手によりグローバルアリーナにはためいた大漁旗がとても印象的でした。
　
【1本目】
シーウェイブスのキックオフでスタート。1本目は序盤から相手陣22ｍ内でのプレーが続きます。相手陣でプレーしている時間帯にしっかりとトライまでつなげたいところでしたが、ゴール前でのペナルティーにより得点が出来ません。公式戦を想定し、サインプレーを試すなど、これまでのプレシーズンマッチとは違う試合展開を見せたシーウェイブスですが、キューデンの厳しいディフェンスによりゴールラインが遠く、中盤以降はハーフウェイを挟んだ攻防が続きます。ディフェンスでは、キック処理ミスから相手ボールのスクラムを与えてしまい、キューデンにトライの大チャンスを与えますが、中村の好タックルで防ぎます。両チーム無得点のまま29分を迎えたところでシーウェイブスはPGを獲得し、3-0と先制します。その後もヘンウッドらの好タックルでキューデンの攻撃を凌いでいた釜石ですが、35分ペナルティーからゴール前のラックサイドをぬけられトライを奪われ3-7と均衡が破られます。その後は、キックの蹴り合いから前に出たいシーウェイブスですが、キャッチミスで自陣に戻され、じりじりと攻め込まれる展開になります。なんとか粘って終了まで持ち込みたいところでしたが、41分ラックサイドから飛び込まれ、3-14とされたところで1本目が終了します。
　
【2本目】
シーウェイブスはスタートから徐々にメンバーを入れ替えていきます。流れを変えたいところでしたが、キューデンの絶妙なキックパスからトライを奪われ3-19とされます。シーウェイブスはいい流れをつかみかけてもペナルティーとミスで得点に繋げられません。フラストレーションが溜まる中、シーウェイブスは両ウイングの抜け出しからパスをつなぎますが、ラストパスが相手選手に渡りトライできません。その中でついに9分、バックスの速いパス回しから阿部が待望のトライを奪います。キックも決まり10-19とします。20分、キューデンはキックキャッチがうまくいかず、釜石にチャンスが訪れます。スクラムでのペナルティーから再度スクラムを選択。2度目のスクラムでもコラプシングの反則を得てヘンウッドが飛び込みトライを取ります。キックも決まり17-19としたところで、キューデンはメンバー全員入替をします。28分にはラインアウトから入ったばかりのコロイタマナが大きくゲインし、ラストパスを受けた阿部がトライを取ります。キックも決まり24-19とこの試合初めてリードをします。32分オブストラクションのキックからスタンダーの絶妙なキックで敵陣５ｍのラインアウトを獲得します。ラインアウトモールから押し込みトライ。（キック成功で31-19）選手が入れ替わり良いリズムが出てきます。シーウェイブスは最後まで攻撃の手を緩めず、バックスが大きくゲインして最後はベイリーが個人技でトライを奪います。（ゴール失敗で36-19）ゲームを大きく動かしたところで2本目が終了します。

【3本目】
ケガからの復帰組を含むメンバーへと入れ替えて3本目がスタートします。勢いそのままに攻め込みたいところですが、両チームともミスが続き大味な展開となってしまいます。10分タックルミスからあっさりとトライを奪われ、キックも決められて36-26となります。そして、仕切り直しのゴールドロップアウトをキャッチした相手フルバックに個人技でディフェンスのギャップをつかれ、連続で失点をします。（ゴール成功で36-33）シーウェイブスは19分に相手ゴール前20ｍで獲得したペナルティーにショットを選択し、得点をすることで落ち着きを取り戻そうとします（39-33）。その後、攻め込まれたシーウェイブスは自陣ゴール前で我慢強いディフェンスをしますが、ペナルティーを続けて犯してしまいレフリーから注意を受けてしまいます。規律を守ったディフェンスが求められるところですが、最後に大外から飛び込まれトライされます（39-38）。ウォータブレイク後の再開のキックオフのセカンドボールはシーウェイブスが確保。ケガから復帰した南が個人技で突破しゴール下にあっという間にトライ。キックも決まり46-38とします。しかし、40分、それまで耐えていたスクラムでしたが、組んだ瞬間に高く、押し込まれてゴール前でのペナルティーを献上してしまいます。早いリスタートからトライを奪われ46-45とされます。なんとか逃げ切りを図りたいところでしたが、キューデンの猛攻に対してゴール前で粘り切れず、ノットロールアウェイの反則を犯してしまい、最後はペナルティーゴールを決められ46-48で敗戦となりました。

11月20日からの合宿では天候にも恵まれ、グローバルアリーナという素晴らしい環境で充実した練習が出来ました。キューデンボルテックスとも合同練習から試合と協力して頂き、本番に向けたいい合宿になりました。練習試合に関しては、シーズン開幕直前の時期に選手全員が出場できたことが大きな意味を持ってくると思います。
宿泊から表敬訪問、様々な場面で便宜を図って頂いたグローバルアリーナのスタッフの皆さん、大変ありがとうございました。公式戦での活躍で恩返しをしたいと思います。
シーウェイブスは、この試合をもってプレシーズンマッチを終え、リーグ公式戦12月17日の初戦を迎えますが、公式戦でも皆様の応援が選手の力になります。引き続きの応援よろしくお願い致します。

■須田康夫ヘッドコーチ
宗像合宿の集大成となる試合でした。全員試合する事ができワンチームとして戦う事が出来た試合でした。内容としても課題をクリア出来たと思います。シーズン開幕前に手応えのあるゲームが出来て選手も自信になったと思います。素晴らしい環境で合宿をさせて頂いたグローバルアリーナの皆様、差し入れ等頂いた宗像市様にはとても感謝しております。九州の皆様の沢山のご声援ありがとうございました。

■隈本浩太選手
いつも応援ありがとうございます。今回の元ホームで合宿、試合出来た事は自分としては凄く貴重な経験させてもらいました。試合は最後の最後で負けてしまいましたが、先週からの課題だった規律の部分は選手1人1人が意識して望めた試合だったと思います。開幕までわずかですが、チームとFWの改善すべき点を直していきたいです。東北、九州のみなさん応援ありがとうございました。

■吉田竜二選手
いつも応援いただきありがとうございます。久しぶりに出場することができました。結果は悔しいものとなりましたが、チームとして少しずつですが成長は見えてきていると思います。このままシーズンに向けて成長し続けたいと思います。個人としてはセットプレーでのミスが多くチームに流れを持ってくる事が出来ませんでしたので、今回出た課題を真摯に受け止め精進したいと思います。シーズンまで1ヶ月を切りました。チーム一団となって頑張りますので、温かい応援の程，宜しくお願い致します。

■寺脇駿選手
たくさんの応援ありがとうございました。今回の試合は個人的にはスクラムでペナルティを取られてしまい悔しさが残る内容となり、チーム的にも良い試合の終わらせ方が出来なかったので反省点は多いかと思います。ですが、前回の試合よりも全体的にセットプレーの質も上がり練習してたモールDFも上達を感じれて良かったです。もう少しでシーズン開幕なのでそれまで日々精進しますのでこれからも応援よろしくお願いします。

■タタナダラス選手
強い九電を相手に、タフなロングゲームでした。最初から展開が遅くなってしまいましたが自分たちのやりたいこともできた試合と思います。これからはもっとハードにトレーニングし、他の部分も微調整して、3週間後のシーズン開幕戦で80分の良いパフォーマンスを発揮できるように準備しなければなりません。宗像まで遠征してくださった方、オンラインで応援してくださった方、ありがとうございました。今シーズンも応援よろしくお願いします。
It was a tough long game against a strong Kyuden side. We started the match slow and we can’t afford to do that. We have improved on the things we wanted to but now we must train harder and fine tune other parts of our game and be ready to put in a 80min performance for our first season game in 3weeks. Thank you to all who traveled far to Munakata and those who supported us online. Looking forward to the season and everyone’s support

■美﨑正次選手
いつも熱い応援ありがとうございます！九州電力さんとの試合では、収穫と課題がはっきりわかる試合になりました。シーズンに向け自分達にしっかりフォーカスをあて、1つ1つ課題を潰しいいシーズンになるようにこれから頑張っていきたいと思います。総じて、宗像合宿最高でした。グローバルアリーナの皆さんありがとうございました。これからも熱い応援よろしくお願いします。宗像最高！！

■中野裕太選手
いつもたくさんのご声援ありがとうございます。地元福岡で素晴らしい環境のなか、とても充実した合宿をする事ができ、嬉しく思います。試合に関しましては、個人的に7ヶ月ぶりの復帰戦となり率直にとても楽しかったです。しかし、プレーは課題が多かったです。これからしっかりと修正し、チームに貢献出来るように頑張ります。

■村上陽平選手
いつも応援ありがとうございます。今回の試合は、前半敵陣でプレーする時間がかなり多かったものの、そのチャンスでトライを取りきれなかったことが最終的に勝ちきれなかった要因だと感じております。チームとしては確実に成長しておりますので、それを勝利という結果で示せるよう精進してまいります。引き続き応援のほど宜しくお願いします。