2024プレシーズンマッチ 第6戦/クリタウォーターガッシュ昭島戦
試合 | 2024プレシーズンマッチ 第6戦 |
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対戦相手 | クリタウォーターガッシュ昭島 |
対戦日時 | 2024年12月7日(土) 13:00 キックオフ |
競技場 | 栗田工業昭島グラウンド(東京都昭島市) |
観戦について |
・観戦無料 ・⼊場可能時間(12:00〜) ・公共交通機関でお越しください *⾞や⾃転⾞は近隣の駐⾞場をご利⽤ください |
ライブ配信 | YouTube クリタウォーターガッシュ昭島チャンネル |
チームテント |
・ファンクラブのご案内 ・メンバー表の配布 ・オフィシャルグッズ「チームタオル」の販売 |
17-42WIN | ||||
前半 | 後半 | 前半 | 後半 | |
---|---|---|---|---|
1 | 2 | T | 3 | 3 |
0 | 1 | G | 3 | 3 |
0 | 0 | PT | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
0 | 0 | PG | 0 | 0 |
5 | 12 | 小計 | 21 | 21 |
メンバー
- Starting
- 青柳 魁
- 王野 尚希
- 上田 聖
- 畠澤 諭
- ベンジャミン・ニーニー
- アンガス・フレッチャー
- 河野 良太
- サム・ヘンウッド[ゲームキャプテン]
- 南 篤志
- ミッチェル・ハント
- ヘンリー ジェイミー
- ヘルダス・ファンデルヴォルト
- 畠中 豪士
- 川上 剛右
- 高居 海靖
- Reserves
- 16西林 勇登
- 17稲田 壮一郎
- 18野口 大貴
- 19タタナ ダラス
- 20ハミッシュ・ダルゼル
- 21髙橋 泰地
- 22石垣 航平
- 23村上 陽平
- 24落 和史
- 25船木 海都
- 26片岡 将
- 27阿部 竜二
マッチレポート
NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25シーズン開幕まであと「14」日。
2024年12月7日(土)、日本製鉄釜石シーウェイブスは、プレシーズン6試合目、公式戦シーズン前としては最後の試合として、5月のD2/D3入替戦での対戦も記憶に新しいクリタウォーターガッシュ昭島(以下「WG昭島」)との一戦に臨みました。
近年、毎シーズン1度は対戦してきたWG昭島はこれまでのシーウェイブスが幾度も好ゲームを演じてきた相手ですが、この試合では、勝利にこだわって4勝1敗という成績を残してきたプレシーズンマッチの総仕上げとして、試合を通して自分たちのラグビーをやり切って勝つことができるかが問われた試合でした。
WG昭島の拠点である、東京都昭島市・栗田工業昭島グラウンドで行われた試合は、気温12度、風がない分日差しの暑さを感じるものの、前週の横浜・都筑とは一転、風は北風で、冷え込みを感じるようなコンディションの中でのゲームとなりました。
シーウェイブスのゲーム前の円陣では、キャプテン・村上 陽平選手(SH)から、各々がしっかりと自分自身を高める意識を持ち、自分から自発的に仕掛けていく意識付けを大切にすること、入りの10分からアクションしていこう、という声を掛け、メンバーがグラウンドに向かいました。
13時、シーウェイブス ミッチェル・ハント選手(SO)のキックでゲームがスタート。
序盤、シーウェイブスは、ボールを保持する機会が多いものの、WG昭島の固いディフェンスになかなか突破口を見出だせず、ハーフウェーライン付近での攻防が続きます。
シーウェイブスが攻めあぐねて10分ほど経過すると、WG昭島がボールを保持する時間が長くなり、前半13分と前半19分に相次いでWG昭島にシーウェイブス陣ゴール前に迫られます。しかし、シーウェイブスも前週に続けて粘りのディフェンスを見せ、WG昭島にスコアを許しません。
流れが変わったのは、前半22分。
ゴール前でのディフェンスをしのぎ切ったシーウェイブスは、一気に相手陣内に攻め入ります。相手陣内に攻め入ると、シーウェイブスはフィジカルの強さを活かしてラックサイドを攻めて着実に前進します。その流れから、ゴール前で南 篤志選手(SH)が飛び込んで先制のトライ!ミッチェル・ハント選手(SO)のキックも決まり、0−7と先制します。
続くキックオフからも両者の攻守が頻繁に入れ替わる展開となりましたが、前半28分、WG昭島の速攻にシーウェイブスのディフェンスが一瞬遅れてしまい、そのまま抜けられてトライを取られてしまって5-7となります。
前半も残すところあと10分弱となった、前半33分。
ハーフウェーライン付近で攻めるWG昭島のパスを南選手がインターセプトして独走。この日2トライ目となる追加点を挙げ、続けてハント選手もキックを決め、5−14とWG昭島を引き離しにかかります。
さらに前半終了間際となった39分。
WG昭島ゴール前に迫ったシーウェイブスは、ここでもラックサイドをしつこく突いて前進します。最後は河野良太選手(FL)が飛び込んで追加のトライ!ここでもハント選手がきっちりキックを決め、5−21で試合を折り返します。
ハーフタイムでは、オツコロ カトニアシスタントコーチと須田 康夫ヘッドコーチそれぞれから、ディフェンスでのタックルでの意識と、しっかりフィジカルで戦う姿勢を見せることをチーム全体に意識付けする言葉が飛び、後半に向けての意識合わせが行われました。
後半は、WG昭島のキックオフでゲームが再開。
キックオフ直後からシーウェイブスはWG昭島陣に攻め込み、後半3分にはゴール前でのラインアウトの機会を獲得します。惜しくもWG昭島にターンオーバーを許してしまいますが、なおもWG昭島陣でゲームを続け、後半の序盤はシーウェイブスが比較的優位にゲームを進めます。
その甲斐あって、後半8分。
WG昭島陣ゴール前でのラインアウトからパスをつなごうとするWG昭島に対し、シーウェイブスは果敢に前に出るディフェンスでパスコースを狭めます。そして河野選手が相手のオフロードパスをインターセプトし、そのまま2つ目のトライ!ゴールも決まり、5−28とスコア差を広げます。
しかし、直後の後半12分。
シーウェイブス陣22メートル付近でのWG昭島ボールのラインアウトから展開したWG昭島は、シーウェイブスディフェンスの出足の遅れを見逃さず、スピードで突破するとそのままトライ。キックはポールに阻まれますが、10−28となります。
この時間帯からシーウェイブスは、WG昭島陣内でゲームを進める時間が長く続きますが、ゴール前に迫るラックでの寄りが遅れてターンオーバーされる等、あと一歩のところでボールを失う場面が見受けられます。ゲームとしては優勢に進めるものの、もったいない形でボールを失ってしまうシーンが幾つか見受けられました。
後半24分、なおも攻勢を続けるシーウェイブスは、WG昭島陣22メートル付近で得たペナルティから速攻で前進すると、WG昭島のディフェンスラインの乱れを見逃さず、大きく左に展開、大外に立つヘンリー ジェイミー選手(WTB)が走り切り、追加のトライ!ハント選手が難しい角度のキックも決め、10−35とさらに引き離しに掛かります。
続くキックオフからは一転、WG昭島がボールを保持する時間が続きます。
シーウェイブスは、防戦一方になりながらも、プレシーズンマッチを通じて目覚ましい成長を見せているチームディフェンスがここでも冴え、ゴール前に攻め込まれる機会がたびたびある中でも、WG昭島にスコアさせない粘り強さを見せます。
しかし、試合もいよいよ終盤に差し掛かる後半33分。シーウェイブス陣10メートルライン付近でのディフェンスラインの乱れを突かれ、WG昭島が突破、そのままトライを返されてしまい、キックも決められ、スコアは17−35に迫られます。
続くキックオフからシーウェイブスは、再びWG昭島陣に攻め込みますが、決定的なスコア機会を作ることができず、WG昭島陣内でプレーする時間が続きます。
すると、後半38分。
攻めるシーウェイブスがWG昭島陣22メートル付近でWG昭島にターンオーバーを許しますが、陣地の回復を試みるWG昭島のキックに畠中 豪士選手(CTB)が果敢にチャージ!
インゴールに転がるボールをそのまま畠中選手が抑えてダメ押しのトライ!
ハント選手に代わってキッカーを務めた落 和史選手(CTB)もゴールを決めて、17−42とし、続くキックオフからのWG昭島のペナルティでフルタイム、試合終了となりました。
今回のゲームでは、ボールを不用意に失う場面が前週よりも多く、オフェンスの中で隙が目立つシーンが散見されました。また、ディフェンスでもところどころでミスマッチを突破される場面があったのは修正すべき課題ではありますが、チームが掲げるラグビースタイル「Wave rugby」に込められた、ハイプレッシャーなラグビースタイルという部分では、終始WG昭島に圧力を与え続けたゲーム運びでした。
このハイプレッシャーラグビーの形をさらに磨き続けることができるか。
シーウェイブスがレギュラーシーズンで勝っていくためには、まさにここが残り2週間でさらにもう一段進化するために必要な部分になると感じます。
来たる12月21日。緒戦は、はるか南の地、九州・福岡。
ベスト電器スタジアムにて、九州電力キューデンヴォルテクス(以下「九州KV」)との開幕戦となります。ここまでのプレシーズンマッチで5連勝という近年稀に見る良い流れでシーズンを迎えるシーウェイブスですが、「買って兜の緒を締めよ」の言葉通り、「勝った」結果に溺れないことが、まずは肝要かと思います。
九州KVは昨シーズン、レギュラーシーズンで1勝したもののシーズン全体では2敗を喫した相手だけに、ビジターでの開幕戦にしっかり勝ち切り、年末の釜石でのホストゲームを迎えたい、そんな心構えで戦っていきたいと思います。
ここまでのプレシーズンマッチでの課題をしっかり潰して、2週後の開幕戦に臨めるよう、1日1日を大切に準備していきたいと思いますので、ぜひ、引き続き応援をよろしくお願い致します。
アフターゲームインタビュー
須田 康夫ヘッドコーチ
●本日の試合の総評をお願いします。
今日のゲームは序盤スクラムでプレッシャーを受けたこともあり、なかなか自分たちの形が見せられなかったですが、それでもよく我慢してカウンターでスコアを取りきって、優勢にスコアでプレッシャーを掛けられたことは良かったと思います。
最後、ミスも多かったので、もっとスコアできるケースもあったと思います。
しっかりチャンスをモノにできるように、シーズンに向けてのいい勉強になったんじゃないかと思います。
●プレシーズンマッチも終えて、ここからいよいよ2週間でシーズンインとなりますが、2週間、どんな準備をしていきたいですか?
しっかり緒戦の九州KV戦に向けて準備したいと思いますが、特に、自分たちにしっかりフォーカスして、自分たちのラグビーを突き詰めるところを意識して臨みたいと思っています。
●ファンの皆さんに改めて一言メッセージをお願いします。
プレシーズンからもたくさんのご声援、本当にありがとうございました。
本当に皆さんの期待を感じるご声援でした。5連勝でプレシーズンを終えられ、シーズンに向けて大きな弾みになっているので、またリーグワンが開幕してからも、たくさんのご声援を頂ければと思っております。本当にありがとうございます。
【クリタウォーターガッシュ昭島戦 アフターゲームインタビュー1️⃣】#須田康夫 ヘッドコーチhttps://t.co/qVGb395Z6R#STEELWAVE#日本製鉄釜石シーウェイブス#釜石 #岩手 #東北魂#ラグビー #リーグワン pic.twitter.com/jIRDzNniqN
— 日本製鉄釜石シーウェイブス (@KamaishiSW) December 11, 2024
ゲームキャプテン サム・ヘンウッド 選手
●本日の試合の総評をお願いします。
犬の格闘(闘犬)のようでしたね。
最初がぐちゃぐちゃした状態でやりあって、ハードな状態の中でしたが、そういう中でも勝てたというのが良かったかなと思います。
●この試合に向けて、個人的にどんなところを意識して準備してきましたか?
個人的には、フィジカルバトルに勝つことを意識してきました。
自分がフィジカルでしっかりとチームをリードしたいと思ってきたので、この試合でしっかりその役割を果たすことができ、良かったと思います。
●いよいよあと2週で公式戦のシーズンがスタートしますが、ここから2週間、どんな準備をしていきたいですか?
まずは九州KVのプレシーズンを振り返ってしっかり分析することですね。
相手がどのような攻撃をしてくるのか、そこに対してシーウェイブスはどうディフェンスするのか。そして、シーウェイブスとしてはしっかり自分たちのやりたいことをやり切る準備も大事です。今日の試合で出たミスは絶対にしてはいけないと思います。
この試合の中で整理できていないぐちゃぐちゃしたところがあったので、そこは整理して公式戦に臨みたいとと思います。試合自体はとても楽しみです。
●ファンの皆さんに改めて一言メッセージをお願いします。
ここまでは良い結果が出せていると思いますので、九州KV戦でも同じようにしっかり結果を出して多くの方に見ていただきたいと思います。皆さんに応援頂けることが私達の力になります。連勝でいい形で進めてこれているので、たくさん応援頂ければ、そして、たくさんの方に見て頂ければと思います。
応援よろしくお願いいたします。
【クリタウォーターガッシュ昭島戦 アフターゲームインタビュー2️⃣ ①】
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【クリタウォーターガッシュ昭島戦 アフターゲームインタビュー2️⃣ ②】
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— 日本製鉄釜石シーウェイブス (@KamaishiSW) December 11, 2024
クラブキャプテン 河野 良太 選手
●本日の試合の感想をお願いします。
チームとしては、ブレイクダウンでWG昭島さんにプレッシャー掛けられて、ターンオーバーされるシーンも有りましたので、開幕に向けてもう一回修正していかなければならないところと思います。ただ、勝てたこと、5連勝できたことはチームにとってシーズンに向けていい流れを作れていると思いますので、それは良いことだと思っています。
●バースデートライも決めました。どんなお気持ちでしょう?
特別なにかあるわけではないですが、プレーでチームの勝利に貢献できたことが良かったと思います。
●この試合に向けて、個人的にどんなところを意識して準備してきましたか?
フィジカリティのところで、しっかり身体当てて、相手に良いアタックをさせないことを常に意識しているのでそこを準備してきました。
●いよいよあと2週で公式戦のシーズンがスタートしますが、ここから2週間、どんな準備をしていきたいですか?
プレシーズンやってきたことを最後まで突き詰めるところと、まだまだ、ブレイクダウンのところ、ディフェンスでも課題があるので、そこをしっかり2週間修正して、開幕節にベストなパフォーマンスが出せるように頑張りたいと思います。
●ファンの皆さんに改めて一言メッセージをお願いします。
2週間後からシーズンが開幕しますが、今シーズンは進化したシーウェイブスをお見せできると思います。ぜひ、会場に足を運んで頂き、熱い声援を掛けていただければと思います。今シーズンも応援よろしくお願いいたします。
【クリタウォーターガッシュ昭島戦 アフターゲームインタビュー3️⃣】
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青柳 魁 選手
●本日の試合の感想をお願いします。
今日の試合、WG昭島さんスクラム強いのでそこは意識して組みましたが、組み方が難しく1番に転向したのが最近だった中で、苦戦した試合だったと感じます。
●組んでいる中でも徐々に改善したシーンもあったと思いますが、手応え感じたりしましたか。
前半の最後のスクラムで、組み方を少し変えて対応できたのは良かったかなと感じます。
●この試合に向けて、個人的にどんなところを意識して準備してきましたか?
まず、WG昭島さんのスクラムが強いところは意識して準備しましたが、フィールドプレーの中でも、タックルの寄りのところや、ボールキャリーのところも意識しました。
●いよいよあと2週で公式戦のシーズンがスタートしますが、ここから2週間、どんな準備をしていきたいですか?
まずは怪我をしないこと、そしてやはりスクラムで、まだ危ない部分があるので、そこを安定させて、いつでも出してもらえる状態の準備をすることです。
●ファンの皆さんに改めて一言メッセージをお願いします。
いつも応援ありがとうございます!
シーズンのゲームも死ぬ気で頑張りますので、ぜひ応援よろしくお願いいたします!
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高居 海靖 選手
●本日の試合の感想をお願いします。
試合の入りはすごい我慢できたところもあってスコアに繋げられたシーンも有りましたが、後半は、良いときと悪い時に差があったので、そこが完全に出てしまったかなと思いました。
●この試合に向けて、個人的にどんなところを意識して準備してきましたか?
私が意識したのはキックの部分で、練習中からキックチャージ食らってきたので、そこは改善を意識したのですが、今日はチャージされなかったので良かったと思います。
●いよいよあと2週で公式戦のシーズンがスタートしますが、ここから2週間、どんな準備をしていきたいですか?
私は、ブレイクダウンが課題だと思っているので、ブレイクダウンの精度と質にこだわって準備していきたいと思います。
●ファンの皆さんに改めて一言メッセージをお願いします。
いつも応援ありがとうございます!
これからシーズンが始まりますので、チームの応援をよろしくお願いいたします。
【クリタウォーターガッシュ昭島戦 アフターゲームインタビュー5️⃣】#高居海靖 選手https://t.co/EeKwARx6rO#STEELWAVE#日本製鉄釜石シーウェイブス#釜石 #岩手 #東北魂#ラグビー #リーグワン pic.twitter.com/bZd1PkAV2p
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