東日本大震災から14年 3.11に寄せる想い
釜石市防災市民憲章
命を守る
釜石市は、2011年3月11日に発生した東日本大震災の大津波により、千人を超える尊い命を喪った。その悲しみが、癒えることは決してない。
しかし、古来より、先人たちが、度重なる災害や戦災をたくましく乗り越えてきたように、今、私たちは、ふるさと復興への途を歩み続けている。
自然は恵みをもたらし、ときには奪う。
海、山川と共に生き、その豊かさを享受してきたこの地で安全に暮らし続けていくためには、また起こるであろうあらゆる災害に対し、多くの教訓を生かしていかなければならない。
未来の命を守るために、私たちは、後世に継承する市民総意の誓いをここに掲げる。
災害は ときと場所を選ばない
避難訓練が 命を守る
何度でも ひとりでも 安全な場所に いちはやく
その勇気は ほかの命も救う
一度逃げたら 戻らない 戻らせない
その決断が 命をつなぐ
子どもたちに 自然と共に在るすべての人に
災害から学んだ生き抜く知恵を 語り継ぐ
私たちは生きる。
かけがえのないふるさと釜石に、共に生きる。
2011年に発生した東日本大震災では、本拠地釜石市が甚大な被害を受けるなか、市民やサポーターの皆様、ラグビーを愛する仲間からそれまで以上の応援や支援を頂きました。
そうした想いに報い、震災からの復興の象徴の一つとなるためにも、チームとしてより高いステージでの戦いに挑み続けます。
震災により亡くなった多くの尊い命に追悼の意を表し、震災の教訓を伝承するとともに、これまでの復興に向けた歩みの中で得られた多くの絆を大切にし、一人ひとりの大切な人に想いを寄せ、ふるさと釜石、ふるさと岩手、ふるさと東北で生きていきます。
3月8日(土)に釜石鵜住居復興スタジアムで行われた東日本大震災復興祈念試合では、大勢の方にご来場いただきましたこと心より御礼申し上げます。
日本製鉄釜石シーウェイブス 選手・スタッフ一同
復興祈念試合前日に東日本大震災慰霊碑での献花と黙祷を執り行いました
東日本大震災復興祈念試合の前日7日(金)には、シーウェイブスの選手とスタッフ、対戦したレッドハリケーンズ大阪のスタッフ代表、イベントを開催していただいた車いすラグビーパリ2024大会の金メダリスト橋本勝也選手にもご参加いただき、うのすまい・トモス いのちをつなぐ未来館様のご協力のもと、祈りのパークにある東日本大震災慰霊碑にて献花と黙祷を執り行いました。