トップチャレンジリーグ2021 第5節/近鉄ライナーズ戦
試合 | ジャパンラグビートップチャレンジリーグ2021 Aグループ 第5節 |
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対戦相手 | 近鉄ライナーズ |
日時 | 2021年3月13日(土)13:05 K.O. |
競技場 | 釜石鵜住居復興スタジアム(釜石市) |
観戦チケット | 【チケット販売日】3月6日(土)10:00〜 *感染症対策のため、会場での当日チケットの販売は行われません。 *こちらの事務局受付、窓口販売は終了しております(3/12 21:30) 以下の販売方法にて、一般販売のほかSWサポーター優待割引販売を行なっています。 ・インターネット販売 ・市民・県民サポーター向け販売(釜石情報交流センター) 詳細はこちら▼ 近鉄ライナーズ戦チケットの一般販売、SWサポーター優待割引販売について |
テレビ中継 | IBC岩手放送 13:00〜14:54 |
ライブ配信 | YouTube ラグビーのまち釜石チャンネル |
15-36LOSE | ||||
前半 | 後半 | 前半 | 後半 | |
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0 | 2 | T | 3 | 3 |
0 | 1 | G | 1 | 2 |
0 | 0 | PT | 0 | 0 |
1 | 0 | PG | 0 | 0 |
0 | 0 | DG | 0 | 0 |
3 | 12 | 小計 | 17 | 19 |
前後半終了時、Twitter公式アカウントではスコアをお知らせします。
メンバー
- Starting
- 延田 朋樹
- 芳野 寛
- 束田 涼太
- チャールズ・マシュー
- ベンジャミン・ニーニー
- 中野 裕太
- サム・ヘンウッド
- ソンゲタ トマシ
- 南 篤志
- オリバー・ポルソン
- 氏家 柊太
- ヘルダス・ファンデルヴォルト
- 小野 航大 [ゲームキャプテン]
- 吹越 大清
- 村井 佑太朗
マッチレポート
3月13日(土)、トップチャレンジリーグ第5節Aグループ最終戦は、近鉄ライナーズ(以下、近鉄)と釜石鵜住居復興スタジアムでの対戦となりました。開幕戦が延期になり、無観客試合で始まった今シーズンでしたが、震災10年を迎えた最初の週末に、地元釜石でお客様を迎え入れて行える意義深い一戦となり、キックオフ前には黙祷が捧げられました。
冷たい雨が降りしきる中、前半のキックオフは近鉄。地力に勝る近鉄を相手にFWでしっかりファイトしてロースコアの接戦から活路を見出したい釜石でしたが、前半6分、釜石陣22mライン内側で近鉄にラインアウトから素早い球出しで人数をかけないBKのデザインされたプレーで左隅にトライを許してしまいます(ゴールは失敗)。しかし釜石も直後のキックオフボールをマシューがキャッチ、近鉄陣で反則を得るとPGをポルソンが決めてすぐさま3-5としました。釜石はエリアを獲得して近鉄陣でマイボールを大切に運びたいところでしたが、前半19分、近鉄陣に攻め込みながらも不用意なパスをカットされ右中間にトライを許し3-10(ゴールは失敗)に。1トライ1ゴール差でくらいつきたい釜石ですが、近鉄の圧力が強く次第に自陣でのプレーが多くなっていきます。前半30分、近鉄BK陣の力強い突破から中央にトライを許し、ゴールも決まって3-17と突き放されてしまいます。釜石も前半終了間際、ようやく近鉄陣22mライン内側での攻撃機会を得ましたが、得意のFW勝負も近鉄の厚いディフェンスに阻まれて得点できず前半が終了しました。
後半最初の得点を挙げて勢いに乗りたい釜石は、スクラムで得た反則から近鉄陣22mラインの内側でチャンスを得ると、後半8分、束田からミッチェル、ポルソンから中村へ交替のカードを切ります。直後の後半9分、ラインアウト後のモールでアドバンテージを得ると中村が左サイドに大きくキック、これをインゴールで氏家が押さえてトライ!ゴールはなりませんでしたが8-17とその差を縮めます。更に釜石は近鉄陣ゴールライン目前に迫り、相手は反則を繰り返し、後半15分、近鉄はイエローカードでひとり少ない状態になります。優位に立っていたスクラムからFWでトライを重ねられるチャンスでしたが、パスミスしてボールを失うと近鉄が息を吹き返し、元SWの中村(彰)のトライを含む3トライを許すなど8-36と突き放されてしまいました。釜石はシンビンで近鉄は負傷(交替投入なし)で、それぞれひとり少ない14人ずつのフィールドプレーヤーとなる中、試合終了間際に釜石はヘンウッドがトライを挙げて意地を見せたものの、15-36で敗戦。近鉄がグループ全勝で1位が確定し、釜石は翌日の栗田対清水戦の勝敗によってグループ2位の可能性がのこされる状況となりました。
翌14日、栗田対清水は36-33で栗田が接戦を制したものの、清水は7点差以内のボーナスポイント1を獲得し勝ち点5に。釜石と勝ち点が並びましたが当該チームの対戦成績で上回る清水がグループ2位。釜石は3位。栗田が4位となりました。この結果、3月21(日)の順位決定戦はBグループ4位のマツダブルーズーマーズとAGFフィールド(調布市)で対戦することが決まりました。
Photo by 西条佳泰 / Grafica Inc.
コメント
■須田康夫FWコーチ
リモート観戦やご来場頂いた皆様、ご声援ありがとうございました。
試合には負けてしまいましたが選手達のファイティングスピリットは素晴らしかったと思います。セットピース等勝っていた部分も多く勝ち切れないのは残念でしたが、ベクトルを自分達に向け、次に活かしたいと思います。
■中野裕太共同キャプテン
いつも応援ありがとうございます。また、足元の悪い中、会場まで多くの方にお越しいただき、ありがとうございました。
震災から10年、今年最初で最後の鵜住居でのゲームということで、しっかりと皆さんに勝ちを届けようと試合に望みました。釜石としてはディフェンスでプレッシャーをかけ、アタックではハイテンポなラグビーを目指していましたが、ブレイクダウンでプレッシャーを受けてしまい自分達のやりたいラグビーができた時間が短かったと思います。また、勝負所でスコア出来なかった事が最終的に点差が開いてしまった一因だと感じています。シーズンはまだ続きます。またしっかりと次の試合に向けて準備していきたいと思います。応援よろしくお願いします。そして、震災から10年となりましたが、改めて釜石でラグビーが出来る事に感謝し、釜石はもちろん東北のチームとして多くの方々をプレーで盛り上げていけたらと思っています。
■ソンゲタトマシ選手
ゲームは非常に残念でした。 個人的にはもっと良いパフォーマンス、チームとしてもそれ以上のパフォーマンスができると思います。 次戦に向けて良いパフォーマンスができるように準備し、最善を尽くすべく取り組んでいきます。 いつも応援よろしくお願いします。
I’m very disappointed about the game . I personally know I can perform and we as a Kamaishi Seawaves team can perform better than that. I’ll do my very best to work on ares hopefully help me perform better for the next coming games. Thank you for your support always.
■南篤志BKリーダー
いつも応援ありがとうございます。
今シーズン初の有観客・ホームゲームという事もあり、特別な思いで試合に臨みました。内容としては、プレー精度の差が出てしまった試合だと感じています。グループステージを通してあと一歩粘れず悔しい結果となってしまいましたが、次の2試合しっかり修正して、より良い順位でシーズンを終えたいと思います。
今後とも変わらぬご声援の程宜しくお願い致します。
■オリバー・ポルソン選手
雨の中、タフな試合でした。選手達は諦めずに最後まで一生懸命戦ってくれたと思います。 納得した結果ではないですが、シーズンの残り一生懸命頑張ります。引き続き応援よろしくお願いします。
It was a tough game, in the wet. We fought hard till the end. We are sorry we couldn’t get the result this weekend. But we will continue to work hard for the rest of the season.
■氏家柊太選手
本日は雨の中、会場にお越しいただきありがとうございました。前を向いて残り少ないシーズン出し切りたいと思います。引き続き皆様の熱い応援よろしくお願いします。
■吹越大清選手
本日はいつも以上の熱い応援をありがとうございました。震災から10年の節目にデビュー戦をホームで迎えることができとてもうれしく思います。今回の試合ではイージーなミスが多く、取り切るところでスコアできなかった事が大きな敗因だったと思います。来週の試合までに修正し次こそ皆さんに勝利を届けたいと思いますので、引き続き熱い応援よろしくお願いします。
■中村良真選手
この時期にこの場所で試合ができたことに感謝です。少しでも勇気、希望を感じてもらえたら、我々としては嬉しく思います。今後も、一緒に釜石を盛り上げていきましょう。ありがとうございました。