2025プレシーズンマッチ 第2戦/狭山セコムラガッツ戦
| 試合 | 2025プレシーズンマッチ 第2戦 第60回IBC杯ラグビー招待試合 |
|---|---|
| 対戦相手 | 狭山セコムラガッツ |
| 対戦日時 | 2025年10月25日(土) 13:05キックオフ(開場 11:00) |
| 競技場 | 釜石鵜住居復興スタジアム(岩手県釜石市) |
| ライトジャージ | グレー(トレーニング用) |
| チケット |
・オンラインでの前売券(試合前日まで) |
| イベント情報 | ラグビーのまち釜石教室(試合終了後) |
| フードコーナー |
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| 放送 |
・IBC岩手放送(13:00〜15:00) ・YouTube ラグビーのまち釜石チャンネル |
| チームテント |
・メンバー表、選手紹介ミニブックリーフレットの配布 ・チームグッズ、釜石ラグビーグッズの販売 ・ファンクラブのご案内 |
| アクセス |
・三陸鉄道(鵜住居駅より徒歩約7分) ・岩手県交通路線バス(鵜住居駅より徒歩約7分) ・市内巡回無料シャトルバス(時刻表はこちら) 【駐車場】 |
| その他 |
・【応援ハリセンプレゼント】入場ゲートにて応援ハリセンをお配りします。
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42-40WIN | ![]() |
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| 前半 | 後半 | 前半 | 後半 | |
|---|---|---|---|---|
| 5 | 1 | T | 2 | 4 |
| 5 | 1 | G | 1 | 4 |
| 0 | 0 | PT | 0 | 0 |
| 0 | 0 | PG | 0 | 0 |
| 0 | 0 | DG | 0 | 0 |
| 35 | 7 | 小計 | 12 | 28 |
メンバー
- Starting
- 松山 青 [24]
- 伊藤 大輝 [17]
- 髙橋 璃玖 [32]
- ベンジャミン・ニーニー
- コナー・セヴェ [4]
- アンガス・フレッチャー [39]
- 河野 良太【ゲームキャプテン】
- サム・ヘンウッド [21]
- 村上 陽平 [18]
- ミッチェル・ハント [34]
- 小野 航大 [11]
- ヘルダス・ファンデルヴォルト [53]
- 畠中 豪士 [13]
- 阿部 竜二
- 高居 海靖 [12]
- Reserves
- 16青柳 魁 [17]
- 17王野 尚希 [51]
- 18長田 将大 [47]
- 19山田 龍之介 [36]
- 20畠澤 諭 [38]
- 21武者 大輔 [35]
- 22高橋 泰地 [19]
- 23石垣 航平 [42]
- 24岡 新之助タフォキタウ [10]
- 25東海林 拓実 [52]
- 26落 和史 [23]
- 27ダリエス・トマス [54]
- 28パウラ・マヘ [15]
- 29村田 オスカロイド [77]
- 30千葉 健 [40]
- 31吉川 遼 [46]
マッチレポート
NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26に向けて鍛錬に励む日本製鉄釜石シーウェイブス(以下、釜石SW)のプレシーズンマッチ4戦目は、60回目の節目を迎えた「IBC杯ラグビー招待試合」として、NTTジャパンラグビー リーグワン2024-25 ディビジョン3で2位となった狭山セコムラガッツ(以下、狭山RG)を迎えての一戦となりました。
前の試合から3週間ぶりとなるこの試合。ここまでの3戦を若手主体のメンバーで戦ってきた釜石SWは、今季キャプテンを務めるFL河野良太選手をはじめ、HO伊藤大輝選手、サモア代表の活動から釜石に戻ったLOベンジャミン・ニーニー選手、No8サム・ヘンウッド選手、SH村上陽平選手、SOミッチェル・ハント選手、CTBヘルダス・ファンデルヴォルト選手ら、昨シーズン主力として活躍した選手がスタメンに名を連ねました。
天候はくもり。やや肌寒さを感じる釜石鵜住居復興スタジアムでの試合は、釜石SWボールでキックオフしました。
キックオフ直後、釜石SWはファーストプレーでペナルティを獲得し、早速ラインアウトのチャンスを得ます。テンポ良く得点を奪いたいところでしたが、このラインアウトではノット・ストレートの反則を犯し、狭山RGボールのスクラムに変わります。しかし、スクラムからボールを出した狭山RGに対してアグレッシブなディフェンスでプレッシャーをかけると、狭山RGがたまらずキックでタッチに逃げ、釜石SWは再びラインアウトからのチャンスを得ます。二度目のラインアウトでは続けざまにミスを犯さずしっかりとボールをキープした釜石SWは、LOコナー・セヴェ選手からFLアンガス・フレッチャー選手へとつないで前進。相手ペナルティによるアドバンテージが出ている状況でLOニーニー選手がトライライン際まで運ぶと、最後はWTB小野航大選手のトライで幸先よく先制します。
先制した後も釜石SWはアグレッシブなプレーを継続して試合を優勢に進めます。そして、前半13分に相手陣内5m付近でのラインアウトを獲得すると、モールアタックから中央に展開。力強いゲインから、最後はCTBファンデルヴォルト選手がトライを決めて、14-0とリードを広げます。
その後も試合の主導権を握った釜石SWでしたが、前半21分、ラインアウトのミスから狭山RGにテンポの良いアタックを許してしまいます。そして、シーウェイブスジュニアで小学生時代を過ごした狭山RGのWTB神座立樹選手の仕掛けからトライを奪われかけましたが、ラストパスがノックフォワードの判定となってノートライに。マイボールスクラムから一度はキックでエリアを戻した釜石SWでしたが、狭山RGに見事なキックパスから悠々とトライを決められ1トライ差に迫られます。
この試合最初の失点から主導権を失いたくない釜石SWは前半24分、相手陣内でペナルティを獲得するとSH村上選手がクイックリスタートを選択。ランでの前進からNo8ヘンウッド選手がパスを受けると相手選手を4人、5人となぎ倒しながらゲインし、そのままトライ!戦況を読んでリスタートを早めたSH村上選手の判断と、圧倒的なフィジカリティーを見せたNo8ヘンウッド選手による見事なトライですぐさまリードを再び2トライ差とします。
また、前半31分には狭山RGのオフサイドの反則をきっかけに釜石SWが攻撃権を得ると、ラインアウトから素早いテンポでボールをつなぎます。そして、左に展開してオフロードパスを4回決めるとLOニーニー選手が左中間からトライエリアに侵入し中央にトライ!さらに前半37分には、グラウンド中央で狭山RGのパスミスにWTB阿部竜二選手が反応すると、2度のキックでボールを大きく前進させて自ら拾って中央にトライ!スコアを35-7と突き放します。前半終了間際には狭山RGにラインアウトからモールで押し込まれてトライを決められますが、35-12のスコアでハーフタイムを迎えました。
ハーフタイムで15人全員を入れ替えた釜石SWに対し、狭山RGも6人を交代した後半。その立ち上がりから釜石SWは狭山RGの勢いを受けるような展開が続きます。そして後半8分、よりアグレッシブにアタックし、球出しのテンポも上がった狭山RGにラインアウトモールからの展開でグラウンディングを許し、追い上げムードをつくられてしまいます。
その後、釜石SWが何度もトライチャンスを作りながらもミスやサポートの人数不足からトライを決めきれない場面が続くと、後半15分に狭山RGに追加点を許してしまいます。さらに後半20分には、敵陣深くのマイボールラインアウトでのミスからカウンターアタックを許し、勢いづいた狭山RGに3連続トライを許してしまいます。
苦しい場面こそ普段の練習で重点的に強化を図っているラインアウトモールやスクラムから主導権を掴みたいところでしたが、狭山RGが主導権を握る展開を変えられません。そして後半32分、4連続トライを許して逆転されてしまいます。
前半大きくリードしながら試合終盤に逆転を許してしまった釜石SWでしたが、最後に意地を見せます。ラインアウトモールが崩れたあとの展開を力勝負で押し込むと、相手陣内中央5m付近でペナルティを獲得します。そしてフォワードの力勝負を継続すると、最後はLO畠澤論選手がトライ!土壇場で2点のリードを奪います。
後半35分を過ぎたところで自陣22m付近からのラインアウトというピンチを招きますが、狭山RGがノット・ストレートのミス。さらに試合終了間際、自陣深くまで侵入されたピンチではWTB千葉健選手が相手のノット・リリース・ザ・ボールを誘うディフェンスで失点を回避。試合終了を告げるホーンが鳴ると、怪我から復帰し約2年ぶりの試合出場となったSH東海林拓実選手がタッチに蹴り出し、ノーサイド。後半は苦しい戦いを強いられた釜石SWですが、最後にトライを奪い切って2点差の接戦を制しました。
盤石の前半と劣勢の後半。ハーフタイムを隔てて、まったく違う姿を見せた釜石SWでしたが、これで今季のプレシーズンマッチ初勝利となりました。前半はフィジカリティーで上回り、前に出るディフェンスと速いテンポのアタックを継続してスコアを重ねることができましたが、後半はペナルティを重ねてしまい一貫した試合展開にはなりませんでした。
今季のプレシーズンマッチは残り2試合。
次戦は約1カ月後の11月22日(土)14:30キックオフ。江東区夢の島競技場で、昨シーズンもしのぎを削った清水建設江東ブルーシャークスとの対戦となります。
コメント
河野良太キャプテン
プレシーズンが始まって3試合負けが続いていたので今日、ホストゲームで勝つことができて嬉しいです。(流血による一時交代について)タックルをした時に流血してしまいましたが、もう大丈夫です。(チームとしては)後半、ペナルティの数が多くなってしまったこともあり、なかなか自分たちのラグビーが出来なかったところもありましたので、80分間、自分たちのラグビーができるように修正していきます。残り2試合のプレシーズンマッチも良い形で終えて、12月の開幕戦にベストな状態で挑めるように頑張っていきますので、引き続きご声援のほどよろしくお願いします!
サム・ヘンウッド選手(プレーヤー・オブ・ザ・マッチ選出)
ボールキャリーという自分の得意なプレーを発揮でき、釜石で勝利をあげることもできて良かったです。今シーズン初勝利を届けられて嬉しく思います。これを機に、シーズン開幕してからも向上して勝利を届けられたらと思います。今日は会場に足を運んでいただき、ありがとうございました。開幕したらもっと皆さんに応援に来ていただけると嬉しいです。今日は寒い中、応援していただきありがとうございました。
トウタイ・ケフ ヘッドコーチ
前後半どちらも良い戦いだったと思いますが、相手チームにターンオーバーのボールを渡してしまう場面が多すぎました。一方で、今日はスクラムが良かったです。しばらくスクラムがうまくいかなくて苦戦していましたが、今日は上手くいき、嬉しく思います。今回の試合で、結構メンバーが固まったところはありますが、開幕まであと2試合プレシーズンマッチがあるので、その試合も含めてメンバーを固めていきたいと思います。(ファンの皆さんへ)ぜひ、次の2試合にも応援に来てほしいと思います。さらに良い勝利をお届けしたいと思います。次の試合でも勝ち、開幕に向けて備えていければと思います。是非、ビジターゲームにもお越しください。
























































