ゼネラルマネージャー交代のお知らせ(退任会見レポート追記)
いつも日本製鉄釜石シーウェイブスへの温かいご支援とご協力をいただきありがとうございます。
この度、桜庭吉彦ゼネラルマネージャーが今シーズン限りで退任する運びとなりましたのでお知らせいたします。後任には、クラブOBの神座義久氏が2026年6月1日に就任予定です。
5月9日(土)、釜石鵜住居復興スタジアムで開催される NTTジャパンラグビー リーグワン2025-26 ディビジョン2 第14節 の試合終了後に予定しております「日本製鉄釜石シーウェイブス 2025-26シーズン ファン感謝デー」において、ファンの皆様へ退任のご挨拶をさせていただきます。
・退任会見レポートを追記しました(5/14)
退任会見レポート
日時:2026年5月9日(土) 15:30
場所:サンディスクスタジアムきたかみ(第14節 試合会場)
退任についてですが、GMを長く務めてきた中で、組織の活性化や新陳代謝が必要ではないかと自分自身で考え、雇用先とも相談した上で今回の結論になりました。
GMとしては、ちょうど震災があり、そこからワールドカップ招致や地域の復旧・復興へ向かう中で、舵取りも含め難しい局面がたくさんありました。ただ、その中で本当に多くの経験をさせていただき、感謝しています。
これもファン、スポンサー、パートナーの皆さまの協力があってこそだと思っています。
今後についてですが、GMは5月末で退任となります。6月以降についてはまだ具体的には決まっていませんが、釜石にはそのまま住み、日本製鉄での勤務を軸として過ごしていくことになります。
シーウェイブスとの関わり方についても、まだ具体的には決まっていません。ただ、これまで釜石ラグビーに大変お世話になり、自分自身も成長させていただいたと思っていますので、何かしらの形で携わっていければと思っています。
Q. 退任を考え始めた時期と、そのきっかけは。
今シーズンの途中だったと思います。
やはり、組織のマンネリ化ではないですが、新しい風を吹き込み、チームを活性化していくことが必要だと、ここ数年感じていました。
どのタイミングとは明確には言えませんが、シーズン途中で意思を固めたということだと思います。
Q. 選手、スタッフとして長く関わってきた中で、一番の思い出は。
直近で言えば、やはり震災があり、そこからラグビーができるかどうか分からない状況の中で、再びラグビーができるようになり、その上でラグビーワールドカップを目指して地域が一つになったことです。
そして、シーウェイブスとしては、2018年に鵜住居で試合を開催できたこと。いろいろなことを経て、あの場所にチームを率いて立てたことは非常に感慨深く、今でも鮮明に記憶しています。
Q. 釜石でラグビーの力を感じた瞬間は。
今でも原体験として記憶しているのは、釜石が日本選手権7連覇へ挑む試合の前座試合に、高校生として出場した時です。
その時の釜石の応援の力が本当にすごくて、『ぜひこのチームに入ってプレーしたい』と思いました。
その後、選手、ヘッドコーチ、マネジメントと立場は変わりましたが、ここ数年、復興祈念試合で多くの方が鵜住居に集まり、その力を背にチームがいいプレーをし、地域が一つになる瞬間を経験できたことが、一番印象に残っています。
Q. 今後、クラブにどのような成長を望みますか。
やはりチームは強くなければいけないと思います。
その一方で、強さだけではなく、皆さんから愛されるチームでなければいけないとも思っています。
“強く、愛されるチーム”をぜひ目指していってほしいですし、私自身も影ながらサポートしていければと思っています。
Q. チーム運営で最も苦しかったことは。
やはり、皆さんの期待はチームが勝つことだったと思います。
その中で、なかなか結果を出せなかったことは非常に苦しかったです。
ただ、それを支えてくださったのは、ファンの皆さまの声であり、地域の皆さんの励ましでした。その温かい声には本当に感謝しています。
Q. 桜庭GMにとって、釜石ラグビーとはどのような存在ですか。
一言で言うと、大好きなチームであり、愛してきたチームです。
それだけ時間をかけ、思いを持って携わってきたという自負があります。
だからこそ、結果として思うような成果を残せなかったことへの悔しさもあります。
Q. ラグビーを通じて、ご自身はどう変わりましたか。
18歳で釜石に来た頃は、ただ『強くなりたい』『うまくなりたい』『チームとして勝ちたい』という思いでした。
そこからチームリーダー、ヘッドコーチ、マネジメントを経験する中で、地域の中でチームがどういう存在であるべきかを、たくさん考えるようになりました。
できたことも、できなかったこともありますが、悩みながら考え、行動してきたことは、自分自身の成長につながったと思っています。
Q. 退任にあたり、悔いや思い残したことはありますか。
できなかったことはたくさんありますから、悔いも後悔もないと言ったら嘘になると思います。
私は最初、一人の選手として“日本一になりたい”と思って釜石に来ました。
ただ、それは選手としても、ヘッドコーチとしても、マネジメントとしても達成できませんでした。その悔しさはあります。
ただ、その志を持って挑戦し続けてきたことについては、自分自身、誇りに思っています。
桜庭吉彦ゼネラルマネージャー コメント
この度、2025-26シーズンをもってゼネラルマネジャーを退任することになりました。クラブ組織の活性化と私自身の一身上の都合も含め、雇用先である日本製鉄に申入れ、関係者との協議により、今回の結論となりました。シーズン終了後に改めてご挨拶させていただきますが、まずは残りのシーズンを全身全霊で取り組みますので、変わらぬご支援、何卒宜しくお願いいたします。
桜庭吉彦 プロフィール
| 1985年 | 新日本製鐵株式会社入社(現 日本製鉄株式会社) 日本選手権7連覇を果たした直後の新日鐵釜石ラグビー部に入部。長身のロックとして活躍し、86年に日本代表入り。ラグビーワールドカップには87、95、99年大会に出場。代表43キャップ。 |
| 2001年 | 現役引退 |
| 2002年 | 釜石シーウェイブスRFCヘッドコーチ就任 |
| 2005年 | 選手兼任で現役復帰 |
| 2016年 | ゼネラルマネジャー就任 |
| 2019年 | ラグビーワールドカップ2019アンバサダー就任 |
